錦戸亮 退所発表にあった1年間の変化、撮影現場でも評判に

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錦戸亮(34)が関ジャニ∞を脱退し、ジャニーズ事務所も退所すると9月5日に発表された。各メディアによると錦戸はファンクラブサイトで「僕なりの形で、僕なりのエンターテイメントとは何なのかを、改めて考え、これからも発信し、恩返しできるよう努めていきたいと思います」「応援していただいた皆様には感謝の気持ちで一杯です。そして、ジャニーさん、心からありがとう」とつづっているという。

Twitterでは「錦戸亮」「錦戸くん」といったワードがトレンド入り。突然の脱退発表に悲しむ声が上がるいっぽうで、エールも上がっている。

《すばるも辞めてから、曲出したりちゃんと自分の道を切り開いて進んでるから亮ちゃんも頑張ってね》
《寂しいけど辛いけど 亮ちゃんが選んだ道応援するからね》
《これからの関ジャニ∞も追いかけ続けるし、亮ちゃんの活動もとても楽しみだなと。ありがとう、頑張って下さい》

昨年4月に渋谷すばる(37)が脱退した際、「これからの関ジャニは僕が引っ張っていきます」と渋谷にメールで宣言し、さらに昨年8月の5大ドームツアーでは「6人でツアーをやることを選んだ」とも語っていた錦戸。しかし今年3月に発売された「週刊文春」では、脱退が先んじて報じられた。この1年の間で、錦戸には変化があったようだ。

「昨年2月に公開された錦戸さんの主演映画『羊の木』はスタートから9日間で、興行収入3億6500万円を突破。そのシリアスな演技で俳優としての評価も高まっており、錦戸さんは活躍の幅を広げたいという思いを強くしたそうです。また同作はアメリカや台湾といった海外でも上映され、その会見では錦戸さんが流暢な英語でスピーチをする場面もありました。ハリウッド進出を問われた錦戸さんは『挑戦したい』と返答し、会場で話題にもなりました」(映画関係者)

もともとアイドルとしても俳優としても一流を極める岡田准一(38)を慕っていた錦戸は、“岡田部活”という演技などの勉強会に参加。そこで生田斗真(34)とも顔を合わせる機会が増えたことで、役者としての意識がさらに高まっていったようだ。そんななか、さらなる転機が。今年1月期のドラマ「トレース〜科捜研の男〜」(フジテレビ系)で俳優の大先輩・船越英一郎(59)と共演することになったのだ。

テレビ誌のインタビューで錦戸は「船越さんは大ベテランで経験値が違いますから、現場での立ち居ふるまいなども勉強になりました」と語っていたが、今年3月には同ドラマの打ち上げに参加して船越に相談を持ちかけていたという。

「錦戸さんはこれから、いっそう俳優業に力を入れていきたいと考えていました。ですから、大先輩である船越さんに“俳優としてどうやっていけばいいのか”を聞いていたようです」(芸能関係者)

深夜3時には関係者も会場を出払ったものの、それでも2人は熱く“俳優談義”を続けたという。

「『トレース』の撮影で錦戸さんは大きく変わりました。収録中もずっと船越さんを観察し勉強していたんです。スタッフの顔や名前をしっかり覚えるようになったのも船越さんの影響です。大先輩と最後に話せるとあって、つい時間を忘れて話しこんでいたようです」(前出・芸能関係者)

今年1月、本誌に登場した船越は錦戸と打ち解けるがあまりに「『演技するときの距離が近すぎる』って言われてるらしいですけどね(笑)。昭和の人間って、熱くなると距離感を見失うんですよ。だからそれも、僕の役者人生の集大成ということで」と話していた。その熱量もまた、錦戸に“一歩の勇気”を与えたようだ。