歳を重ねるほど、何をするにもスマートでいたい。それは人気パンケーキ店にできる大行列にも言えることだ。

パンケーキといえば原宿のハワイアンレストラン『Eggs'n Things』を筆頭に、何時間も列をなすのが当たり前。

もはや国民食といえるまでに登りつめたパンケーキだが、席数の少ない店は、なんと整理券制度まで取り入れ始めたという。

今、大人たちの間で話題の“並ばない”絶品パンケーキに迫る。




絶妙に効いた“塩”が大人たちを夢中にさせる
『紅鶴』の「蜂蜜とバターのパンケーキ

@浅草


2017年にオープンした『紅鶴』はパンケーキ専門店には珍しく、カウンター席のみ。

手際良く焼かれるさまに、思わず見入ってしまう。香ばしい香りと共に焼き上がり、3枚積み重なった皿は迫力満点。



鉄板の上で裏返される度プルプルと揺れる生地は、見ていて愛らしく、ふわふわ食感への期待が高まる。単品¥1,200


それでも、すんなり完食出来るのは、ふんわり軽い生地に“ 塩” が効いているから。 クリームやフルーツを添えず、ハチミツとバターだけで味わうと、この甘じょっぱさがさらに際立つ。

シンプルにして隠し味にドキッとさせられる大人のパンケーキだ。



シンプルなインテリアで、カウンター席のみ



パンケーキ屋らしからぬ外観で、男性も入りやすい





驚愕の口溶けとミルキーな香りは、まさに至福
『茶香』の「太陽」

@北千住


ひとたび口に入れた瞬間、“とろける”、“しゅわしゅわ”など、パンケーキのたとえとは思えない言葉が頭に浮かぶ。

焼き目はしっかりとつけられている分、予想を裏切る食感に驚かされる。



2010年のオープン当初は薄いタイプの生地だったが、常連客のリクエストで、厚みのある生地に変更された。単品¥1,250


こだわりは、牛乳からバターを作る工程でできる、バターミルクを使うこと。柔らかくジューシーな仕上がりになるだけでなく、ミルキーな味わいの決め手になる。

生地そのものが我を忘れるほど美味しいが、添えられたソフトクリームとの相性も想像以上だ。



テーブル10席と、おひとり様に嬉しいカウンター5席がある



ウッド調のほっこりとした佇まい


絶品パンケーキを食べるにはまず、整理券を手に入れろ!



『紅鶴』のパンケーキに辿り着くには……

『紅鶴』の整理券の配布は8:30より開始。店舗スタッフに希望の来店時間、人数を伝え、予約シートに記入してもらう。

お昼頃までの予約が希望ならば、配布開始時に合わせて来店するのが賢明だ。土日は、午前中で整理券が完売してしまうので要注意。

浅草という土地柄ゆえ外国人観光客も多く、英語表記の整理券も用意されている。



『茶香』のパンケーキに辿り着くには……

『茶香』は、まずは8:30からのオンライン予約(当日分のみ)に挑戦したい。時間の指定は不可。

先着順なので人数に達した時点で締切られてしまう。オンライン予約に漏れたら、直接店に行って10:30からの整理券配布を待とう。

その日の仕込み量によって変動はあるが、11:00にはほぼ完売に。整理券の場合、予約時間は大抵15時以降になる。



浅草の『紅鶴』では、整理券が無くなると店の前に立て看板を出す

北千住の『茶香』もドアに下がったこの札が“完売”の合図に

整理券というと、パンケーキに辿り着くまでのハードルが高そうに思えるだが、実は屋外で何時間も並ぶより、よっぽどスマート。

今回紹介する浅草や北千住の2店も、整理券を手に入れてしまえば、入店までの時間を下町散策に費やせて、無駄が無い。

せっかくの休日を、より?おいしく〞過ごせるはずだ。