新生児の指紋認証に成功したNEC技術の価値
法的な身分証明を持たない人々の数は、世界で11億人に上る。さらに、1年間に新生児260万人を含む5歳以下の子ども560万人が命を落としており、その大半の死因は、予防や治療で回避できる病気とされている。
このような問題を解決するには、新生児期の出生証明・登録による本人の同定手段が必要。生後6時間未満の新生児の生体情報の確実な採取法と照合法の確立が求められている。
実証実験では、新生児用の指紋撮像技術など、出生後数時間の新生児にも負担の少ない方法を採用。高分解能を持つ10マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の撮像素子を搭載した高解像度イメージセンサーを採用するとともに、模様を強調する特殊ガラスを組み合わせることで、出生直後の新生児の指紋を採取するために必要な20マイクロメートル程度の谷線部模様に対し、高精細な撮像を可能にした。
