学生の窓口編集部

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東洋と西洋の文化が交錯する国、トルコ共和国。イスタンブールやカッパドギアをはじめ、エーゲ海リゾートや遺跡巡りなど観光地がたくさんあるトルコは歴史文化を楽しめる国です。数日間にわたって一つの街に滞在し、クルーズや島巡りをするのもトルコ旅行の醍醐味と言えるポイントでしょう。ここではそんなトルコ共和国について、おすすめ観光地を20箇所に厳選してご紹介します。ぜひ情景などイメージしながらご覧ください。また、治安や渡航時の注意点なども合わせて紹介! 旅行前のチェックにもご活用いただければと思います。

■治安

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トルコの治安は、2015年以降よりトルコ南東部を中心に各地でクルド労働者党PKKによるテロ活動が活発しているため、イスタンブールやアンカラではテロの発生に注意が必要です。日本人も例外なく殺害されるといった事件が発生していますので、このような情勢を十分に理解して旅行するようにしましょう。

スリやひったくりはもちろん、レストランやタクシーなどに乗車した際のぼったくり料金にはくれぐれも注意が必要です。こうした料金については、あらかじめ相場を確認しておいてください。また、悪質なじゅうたん店もありますので、購入しない場合は近づかないようにしましょう。

■時差

日本とトルコの時差は7時間となっており、日本が7時間進んでいます。

■飛行時間

フライト時間は、東京からイスタンブールまで約12時間、トルコ航空と全日空の共同運行となっています。

■旅費

イスタンブール、トルコへの旅行をするならトルコ周遊がおすすめ。ピンからキリまでの料金設定がありますが、安価な料金ですとエミレーツ航空利用3泊6日のイスタンブールフリープランで6.98万円から販売されています。格安ツアーはヨーロッパからの2都市周遊や中近東とからの2都市周遊が多く、トルコ周遊とは料金設定、内容に違いがあります。

トルコ周遊ツアーですと平均して30万円でほぼフル観光、食事、ホテル代込みの料金ですので、ホテルのグレードや周遊する都市などをしっかり吟味して比較しましょう。もっと予算があれば、宿泊ホテルを最高級に設定するのもいいでしょう。

■言語

公用語はトルコ語です。ただし国内では英語が通じるほか、場合によっては日本語で話しかけられることもあります。

■その他と注意事項

女性は、トルコ人の恋愛詐欺に注意しましょう。甘い言葉をささやかれ、交際が始まった途端に家族の病気や出資、投資の誘いなど金品を要求してくる恋愛詐欺が横行しています。愛情なのか、騙されているのか見極めることが大切です。

その他、カッパドキアやパムッカレの格安ツアーの参加をしつこく勧誘してくる業者がいます。できれば、オプショナルツアーなどは事前に日本国内で申し込んでおいたほうがいいでしょう。

■トルコのおすすめ観光地20選

トルコのおすすめ観光地1.スルタン・アフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)

スルタン・アフメット・ジャーミィは、旧市街観光の中心でブルーモスクの名で親しまれているイスタンブールの象徴であり、トルコを代表するイスラーム寺院です。4つの副ドームの上に大きな"大"ドームが載っていて、特徴的な尖塔(ミナーレ)があります。

スルタン・アフメット・ジャーミィはその内装も美しく、高い丸天井が特徴的で、ドームには小窓が260個もついています。内壁の青いイズニックタイルはブルーモスクの由縁となっているもので、ステンドグラスに差し込む光に紋様が照らされると一層美しく見えるでしょう。ジャーミィ前の噴水公園はきれいに整備されていて、ついつい長居してしまいたくなるような場所です。

トルコのおすすめ観光地2.アヤソフィア博物館

スルタン・アフメット・ジャーミィとトプカプ宮殿の間に建つアヤソフィア博物館は、ビザンツ建築の最高傑作といわれ、歴史に翻弄されながらトルコを体現してきました。西暦325年からコンスタンティヌス1世により教会の建築がはじまり、2世の時代に完成、消失再建を経て360年に完成しました。この時はギリシア正教の大本山として崇められてきました。1453年にはコンスタンティノーブルが陥落すると聖堂はジャーミィにかえられ、メッカの方向を示すミフラープなどが加えられました。

アヤソフィアの中には「聖母マリアの手形」といわれている柱があり、柱のくぼみに指を入れた時に水で濡れれば視力がよくなる、子宝に恵まれる、願い事が叶うといわれています。

トルコのおすすめ観光地3.地下宮殿

イスタンブールの旧市街では、地下の貯水池が数ヵ所発見されていてビザンツ帝国からオスマン朝時代にかけてこの地下宮殿で主要な水ガメとなっています。今でも地面に水が溜まるようです。

内部のアーチ状の神秘的な空間と回廊を飾る金色のモザイク画は大変きれいで、時がたつのを忘れるくらい見つめていたいほど。そして、宮殿のもっとも奥にある巨大なメドゥーサの首は、1984年に行われた大改修の際に発見されました。

トルコのおすすめ観光地4.トプカプ宮殿

トプカプ宮殿は、400年もの間、オスマン朝政治や文化の中心として栄えてきました。トプカプ宮殿はマルマラ海を前に、そしてボスポラス海峡を臨む丘の上に建っています。ボスポラスは東西交易の接点であったことからここに大砲を設置し、トプ(大砲)カプ(門)サライ(宮殿)と呼ばれるようになったとの逸話もあります。

ドルマバフチェ宮殿ができる1856年まで、ウィーン、黒海、アラビア半島、北アフリカまでを支配したオスマン朝の中心地トプカプ宮殿にはたくさんの財宝やコレクション、そしてハレムが存在し栄華を誇りました。見どころは、イスラーム関連の宝物が展示されているスルタンの私室、謁味の間、ハレム、バーダット・キョシュなどです。

トルコのおすすめ観光地5.カッパドギア

カッパドギアは、アナトリア高原の中央にある奇岩地帯で、キノコの様な形の白いごつごつとした岩の中に、地下数10m掘り下げて造られた地下都市や、壁に残された膨大なキリスト教の壁画など、トルコの一大観光地です。

岩の形はそれぞれでにょっきっと突き出ていたり、なだらかな岩だったりしますが、すべて雨や風などが作り上げた自然の力によるものということが驚きです。広範囲に点在しているカッパドギアは、効率よく1泊2日くらいかけてみるのがいいでしょう。ラクダ岩で知られるデヴレンとやセリメ教会、ウフララ渓谷、カイマクルの地下都市などを見て巡りましょう。ギョレメ屋外博物館も忘れずに。また、カッパドギアに来たなら朝一番で気球に乗ってカッパドギアを見下ろすツアーに絶対に参加してください。値段は張りますがせっかくトルコまで来ているなら、予約してでも体験するのがおすすめです。

トルコのおすすめ観光地6.トロイの木馬

「トロイの木馬」とは、ギリシア神話に登場するトロイ戦争の逸話です。具体的には、難攻不落のトロイを、木馬を利用して陥落させるというストーリー。内部に潜んだ兵士が奇襲をしかけた逸話で有名なトロイ遺跡の入り口には、大きな「トロイの木馬」が再現されています。

トロイはこれだけでなく、ローマ時代の小劇場オデオンなどの歴史的価値の高い建築物や遺跡が観光スポットにもなっています。エーゲ海交易の中心地で栄えては滅びを繰り返したトロイは、全部で9層の都市遺跡を形成していて、まるで何十にも重なる層が、トロイの歴史を物語っているようです。

トルコのおすすめ観光地7.パムッカレ

パムッカレは「綿の城」という意味を持つトルコ有数の温泉地で、昔から療養に訪れる人が少なくありませんでした。白色の石灰石でできた石灰棚に、温泉水の池がありその景観のめずらしさは世界遺産に登録されるほど美しく、ここでしか見られない絶景です。しかし、その美しさが原因で景観保護の観点から、現在石灰棚での直接泳いだり療養することが自由にできなくなり、昔ながらのファンはがっかりしています。

白とエメラルドグリーンの石灰棚は、遊歩道からの見学、そして一部の石灰棚に立ち入ることができます。丘全体が白く覆われた不思議な景観は、雪山のような雰囲気すらあります。

トルコのおすすめ観光地8.アランヤ

アンタルヤから海岸沿いを125km行った港町アランヤは、巨大な塔クズル・クズレ通称レッド・タワーがそびえます。セルジューク時代の造船所跡も当時の面影を映し出しています。

セルジューク時代の城壁は8kmにも及び、そのうちの3kmが登り坂に成っているので観光バスを利用して訪れるといいでしょう。そこからは、美しい景色のクレオパトラ海岸や、その海岸の端にあるダムラタシュの洞窟などがあり、観光のメッカになっています。ダムラタシュの洞窟のひんやりした内部を見るのもいいのですが、海側からしか入れない洞窟めぐりクルーズもおすすめです。

トルコのおすすめ観光地9.チャタル・ホユック

1958年に発見されたチャタル・ホユックは、紀元前7000年にまで遡る歴史遺構で新石器時代の集落跡と考えられています。住居は漆喰で丁寧に塗られていて屋根に入り口がある変わったつくりで、集落には3000人から8000人が住んでいたようです。死者が床下に埋葬されていた跡も見つかっていて、周囲からは地母神像も出土されています。この出土品はアンカラのアナトリア文明博物館でも展示されています。

発掘が続くチャタル・ホユック付近では、新たにギョベックリ・テペというストーンサークルに似ている巨石や石柱が見つかった場所も近く、新たな観光名所になっています。

トルコのおすすめ観光地10.グランドバザール

イスタンブールのグランドバザールは中近東の小さなお店がたくさん集まる観光市場で、屋根付きの迷路のような市場です。規模も中東最大で、ショッピングというよりは中東の市場の雰囲気を味わう市場となっています。広大な敷地に宝石屋やじゅうたん屋、本屋やアンティーク店が出店しています。バザールの21の通りにはすべて名前があり、同様の品を扱う店はあり程度固まって商売をしています。時には日本語で話しかけられることも。トルコは親日国として知られていますので、少し会話をしてみるとトルコ人がどのような人柄かが見えてくるでしょう。

トルコのおすすめ観光地11.エーゲ海

トルコの西側にある美しいエメラルドグリーンの海、エーゲ海は、ヨーロッパや中近東の人たちの一大リゾート地として有名です。居心地のいい雰囲気の海岸線にはたくさんのリゾートエリアが点々とあり、街ごとに魅力ある場所となっています。

例えば、ダッチャやカルカン、クニドスにキョイジェイズは、漁村として発展してきた街や温泉へ行く途中の街であったり古くからの観光地が再開発でグレードアップしています。木の上に作られたツリーハウスで過ごすリゾート、オリンポスなどは人気で、オンリーワンの体験を夢見て世界中から観光客が訪れます。

トルコのおすすめ観光地12.アンカラ

トルコの中央にあるアンカラは、アンキュラ(谷底)という意味の言葉に由来していて、初代トルコ共和国大統領のケマル・アタテリュクがここアンカラに首都を構えました。しかし、アンカラの歴史は新石器時代から始まっているため、中期ローマ時代の建造物もあり、今でも見ることができます。

多くの人が訪れるのはアタテリュク廟で、トルコ建国の父が眠る廟にはトルコ国内からも参拝客が訪れます。アタテリュク廟の前では傭兵の交代式も行われていますので必見です。敷地内にはヒッタイトの遺物が眠るアナトリア文明博物館や、ライオン像が並ぶライオン・ロードもありますので、トルコ共和国の建国から今までの歴史文化に触れることができるでしょう。

トルコのおすすめ観光地13.チャナッカレ

ヨーロッパとアジアを隔てる軍事的な要衡、ダーダネルス海峡の中心的都市チャナッカレは、沿岸の都市に築かれた要塞跡を多く見ることのできる場所です。石畳のチャルシュ通りにはチャナッカレのランドマーク「時計塔」があります。またこの港は、各都市への拠点となりますので、バスを利用して空港やギョクチェ島、トロイ、カバテぺなどへ移動するのに便利な街です。

周辺の街から出土品を集めた考古学博物館や、大砲が並ぶ軍事博物館とチメンリッキ城塞公園、第1次世界大戦の激戦地ゲリボル半島国立歴史公園など、歴史的な舞台となった場所をたくさん見ることができます。海峡のほとりの街チャナッカレにはおいしいトルコ料理を味わえるレストランもあるため、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

トルコのおすすめ観光地14.イズミル

エーゲ海の真珠と呼ばれる5000年の歴史を持つイズミルは、エーゲ海地方最大の工業都市で、今はトルコ第3の都市です。エーゲ海観光の拠点でもありイズミルのシンボル、コナック広場の時計塔は1901年の建造物です。街には突然現れる古代アゴラの街やコナック広場の東側にあるアナファルタラル通り、お土産屋さんが軒を連ねるクズララース・ハヌ等街歩きをしていても楽しいエリアです。

アレキサンダー大王の命令で建てられたカディフェカレ城塞跡も、イズミルの街並みと青い海が見渡せ、非常にいい景色が広がります。新旧市街を歩き比べてもおもしろいでしょう。

トルコのおすすめ観光地15.アゴラ

ガーズィ・オスマン・パシャ通りを南に行くと現れるイズミル中心部にあるローマ遺跡・アゴラは、コリント様式の支柱が数本並び。石の塊がゴロゴロしている3階建て市場の跡です。地震の影響もありましたが、紀元178年にローマ帝国の五賢帝のひとり、マルクス・アウレリウス・アントニヌスにより再建されました。

アゴラで発掘された彫刻群は、考古学博物館に展示されています。有名なランナーの銅像、石棺コレクションなどギリシアの神々がたくさん集められている博物館は、アゴラの歴史を知る上で重要な場所になります。

トルコのおすすめ観光地16.フォチャ

※写真はイメージです

イズミルからバスでフォチャへ向かうと、石造りの家々の素朴な街並み、時間がゆっくり流れるようなリゾート地が見えてきます。フォチャは、人口1万5千人のこじんまりした街で、白い家と石畳の道が続く古い街です。街の中心はオトガルから南北に延びる石畳のアタテュルク通りで、レストランやカフェが並びます。オープンカフェやテラス席には世界各国からの観光客がゆっくりくつろいでいる姿も見られ、通りを南下するとヨットハーバーや遠浅の静かなビーチが広がります。フォチャにはアルトゥンクムやダルヤン、ウルジャやシフネの美しいビーチが点在しますが、その中でも温泉が出るウルジャとシフネはスパ施設も豊富です。

トルコのおすすめ観光地17.エフェス

ターミナルからもアクセスがいいエフェスはおすすめの場所です。古代ギリシアの大都会、宣教師パウロも訪れたエフェスは、エフェス遺跡として図書館や劇場、売春宿やトイレなどの遺跡が保存状態よく残っています。

この街をじっくり知るなら、まずは拠点となる街を決めるところからスタートさせましょう。遺跡メインならセルチュク、田舎の雰囲気を楽しみたいならシリンジェ、エーゲ海をメインで旅するならクシャダスなど、滞在地を決めておくと便利です。世界屈指のギリシア・ローマ遺跡のエフェス遺跡は大劇場やケルスス図書館、街あるきならマーブル通りやクレテス通りがいいでしょう。

トルコのおすすめ観光地18.アフロディーテ神殿

※写真はイメージです

ローマ皇帝アウグストゥスに完成したアフロディーテ神殿は、イオニア式で円柱が二重柱に見えるような構造になっています。5世紀には教会としても利用されていて、高さ3mの巨大なアフロディーテ像が1962年に発掘されました。これはアフロディーテが信仰の対象になっていたという裏付けで、当時の庶民心のの拠り所だったといわれています。境内入り口テトラピロンにはらせん状の溝の円柱が並んだ門があり、儀式用に使われていたそうです。

トルコのおすすめ観光地19.オリンポス

※写真はイメージです

木の上にあるツリーハウスに宿があるリゾート、オリンポスは、船の避難基地として紀元前1世紀に作られました。岩の間から絶え間なく噴き出す炎が有名のヤナルタシュ山もここオリンポスにあります。また夜のヤナルタスはとても神秘的なのでぜひ見てほしいです。冬季はツリーハウスが閉鎖するので、夏の時期に宿泊することをおすすめします。

20.ネムルトダーゥ

山頂に石像が鎮座する世界8番目の不思議、ネムルトダーゥは、世界遺産に登録された巨大な神像があります。これらは岩のかけらが積もって円錐状の丘となっていて山頂自体がアンティオコス1世の墳墓となっています。東西にあるそれぞれ5体の神像とわしとライオンの像は、地震のために首が像から取れ転げ落ち、首が地面から生えているかのように前を見ていますが、これが7不思議に続く世界8番目の不思議なのでは、とトルコでは言われています。アンティオコス自身の像はゼウスやアポロン、ヘラクレスの神々と同様に巨大な力を持っていたと伝えられています。

トルコのおすすめ観光地をご紹介しましたが、いかがでしたか? このほかにもトルコには、リゾートタウンのケメルやペルゲ遺跡からの発掘物などが見られるアンタルヤ考古博物館など、さまざまな見どころが満載です。その歴史や伝統に触れることで、非日常的の特別な時間を過ごすことができるでしょう。なお、トルコを旅するうえでのベストシーズンは各地によって多少の差がありますが、特におすすめなのは夏や秋。ご紹介した観光地を参考に、トルコの旅を満喫してください。

執筆者:つかさあおい(ナレッジ・リンクス)

学生の頃から趣味だった旅行は、いつしか仕事になりツアーコンダクター歴は15年。日本国内(47都道府県制覇)と海外(12カ国40都市)を旅するように。現在は旅行ライターとしてまだまだ日本人が知らない現地ネタを情報発信中。ディープでおもしろい国内旅行、その土地ならではの海外の歩き方をご紹介します。