映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ」を好きな人なら2015年10月21日が、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2」でマーティ・マクフライとエメット・ブラウン博士(ドク)が未来にいった日であるというのは知っているはずです。そんなバック・トゥ・ザ・フューチャー大好き人間でも知らなそうな「バック・トゥ・ザ・フューチャーに関する9つのこと」を紹介したムービーが公開されており、かなりマニアックな内容になっています。

9 Things You (Probably) Didn’t Know About Back to the Future! - YouTube

◆1:マーティは別人の予定だった

バック・トゥ・ザ・フューチャーの主人公であるマーティはマイケル・J・フォックスが演じていて、その演技はマーティにぴったりというくらいハマリ役だったのですが、撮影開始当初は実は違う人物がマーティを演じることになっていました。



マイケル・J・フォックスの代わりにマーティにキャスティングされていたのは、映画「パルプフィクション」でランスを演じたエリック・ストルツ(画面右)です。



実際にストルツは5週間の撮影をこなしましたが、ロバート・ゼメキス監督含む関係者がストルツの演技がマーティに合っていないとし、ユニバーサル・スタジオにストルツの降板を求めたとのこと。



ストルツがマーティを演じていたら、全く違う雰囲気の映画になっていたかもしれません。



◆2:マイケル・J・フォックスはブラック企業の社員並に働いていた

ストルツが解雇されたことでマーティ役に選ばれたマイケル・J・フォックス



マイケル・J・フォックスは1982年から1989年までテレビドラマ「ファミリータイズ」に出演していて、これが最優先の仕事でした。だからバック・トゥ・ザ・フューチャーは「ファミリータイズに影響を与えない」という条件付きの出演。



2つの作品を掛け持つことになったマイケル・J・フォックスは、9時から18時までファミリータイズの撮影をこなし、その後ベッド付きの自動車でバック・トゥ・ザ・フューチャーの撮影へ直行。翌日の朝5時くらいまで撮影をこなし、その後はスタッフが自動車にのせて家へ送りとどけていたそうです。



ブラック企業もビックリの超絶勤務を毎週月曜から金曜まで行い、土曜日は朝からバック・トゥ・ザ・フューチャーの撮影。撮影期間中のマイケル・J・フォックスの睡眠時間は2〜3時間しかなかったそうです。



◆03:デロリアンは冷蔵庫

映画に登場するタイムマシンに使用されたデロリアンは、映画を象徴するアイテムの1つで「バック・トゥ・ザ・フューチャーといえばデロリアン」と言えるくらいです。



しかしながら、脚本段階ではタイムマシンにデロリアンではなく冷蔵庫が使用される予定だったとのこと。脚本を書き進めていくうちに、タイムマシンが動けるモビリティ性があるものでないとマーティやドクと冒険できないことに気づき変更されたそうです。また、子どもが映画のまねをして冷蔵庫に入ったら危ない、ということも懸念されました。



もしタイムマシンがデロリアンじゃなかったら……バック・トゥ・ザ・フューチャーが名作になっていなかった可能性もあります。



◆04:アインシュタインは着ぐるみ

バック・トゥ・ザ・フューチャーには、ドクがマーティを呼び出しタイムマシンを実際に動かす実験を行うシーンがありました。



実験ではドクの愛犬であるアインシュタインをデロリアンに乗せたのですが……



実はデロリアンに乗っていたアインシュタインは着ぐるみ。動物を使った撮影は難しくなるので、当然のことかもしれません。



◆05:2015年は豊胸手術が大ブーム

バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2でマーティとドクがやってきた2015年の世界には未来のアイテムがたくさん登場しました。



自動ひも締めシューズや……



ホバーボードなどなど。



魅力あふれるアイテム以外にも未来の世界ではあることが流行していた模様。それは、2人がジェニファーを運んだゴミ捨て場に隠されています。



よく見ると、ゴミ捨て場には豊胸手術用のシリコンが山積みに……。



また、マーティ・マクフライJr.が見ているテレビの画面にも……



豊胸手術のコマーシャルが流れていました。「THE SUPER INFLATABLE TIT」と書かれているように、2015年は膨張式の大きな胸が人気だったようです。



◆6:ロジャー・ラビットが出演

アニメキャラクターとして当時人気があったロジャー・ラビットがバック・トゥ・ザ・フューチャーに出演していたのはあまり知られていません。



ロジャー・ラビットが出演していたのはバック・トゥ・ザ・フューチャー Part2でマーティが未来のアンティークショップを訪れたシーンです。



ちょうどマーティの目の前にロジャー・ラビットの人形が飾られています。人形だけで出演といえるのかどうか微妙なところですが、映画「ロジャーラビット」でロジャーラビットの声を担当したチャールズ・フライシャーもバック・トゥ・ザ・フューチャーに登場しているので、合わせ技一本です。



◆7:映画「タイタニック」の悪役と「ロード・オブ・ザ・リング」のホビットも出演

バック・トゥ・ザ・フューチャーではサブキャラクターも魅力あふれていて、悪役のビフ・タネンを演じたトーマス・F・ウィルソンは印象的でした。



そのビフ・タネンの子分として出演していたのが、映画「タイタニック」でレオナルド・ディカプリオの恋敵を演じたビリー・ゼイン。実はビリー・ゼインが初めて映画に出演したのがバック・トゥ・ザ・フューチャーとのこと。



そして、「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2」に登場した2人の男の子。左の男の子は、なんと映画「ロード・オブ・ザ・リング」で主人公のフロド・バギンズを演じたイライジャ・ウッドです。



イライジャ・ウッドのIMDBのページには「Video Game Boy」として出演していたことが書かれています。



横顔だとそこまでわかりませんが、正面から見るとフロドの面影があります。



◆8:シャツとバンダナに隠された秘密

ドクが「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2」でジャケットの下に着ているシャツ。



バック・トゥ・ザ・フューチャー Part3」に登場するドクは、あのシャツをちぎってバンダナにしていました。過去と未来のドクが同一人物であることを示す非常に細かい演出です。



このような細かい演出ができたのは、バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2とPart3の撮影が同時進行で行われていたからです。



◆09:「スペースマン・フロム・プルート」

バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、作品のストーリーにピッタリなタイトルで、もはやこれ以外は考えられないレベル。



しかしながら、ユニバーサル・スタジオのシド・シャインバーグ社長は「『Future(未来)』という単語が入った映画は売れない」として、気に入っていなかったとのこと。



シャインバーグ社長がバック・トゥ・ザ・フューチャーの代わりに提案したのが……



「スペースマン・フロム・プルート(冥王星からきた宇宙飛行士)」という今では考えられないタイトルです。



スペースマン・フロム・プルートはシャインバーグ社長の一押しのタイトルだったそうですが、製作総指揮のスティーブン・スピルバーグが何とか阻止して、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」というタイトルで映画は公開されました。