21日放送、フジテレビ「やっちまった映像GP」では「プロ野球裏金事件 本人が真相を激白」と題し、元プロ野球選手・一場靖弘氏に行った取材の模様を伝えた。

明治大学時代には完全試合を達成するなど2004年のドラフト目玉選手となった一場氏は、当時あった「逆指名制度」で彼からの逆指名を得ようとした複数球団から金銭を授受していたことが発覚。内定していた巨人入団が白紙になるなど大問題へと発展した。

そんな一場氏は現在茨城県にあるパーソナル電電という会社で営業を担当している。番組のカメラに「(営業は)最初は抵抗というか恥ずかしいような感じがあった」と語った一場氏だが、営業成績は社内トップ3で課長の肩書きを持つ。

本題に入ると、一場氏は「自分に甘さがあった。大学生だったので親から仕送り貰いながら学費も払って貰いながらだったので助けになるのかなと甘い気持ちでいた」と振り返り、実際の金銭授受については「主に食事する時。現金でポンっていうのはないですけど封筒が大体です」と明かした。

その使い道は「大きい買い物とかはないんですけど服買ったり後輩とご飯行ったりとか」という一場氏。貰ったお金はプロ入り前に返しているが、当時の生活は「普通の生活はできない。実家に行っても報道の方が来たり。どこに行っても見られているなっていう感じ」という。

その他にも「試合中も罵声を浴びた?」と訊かれれば「特に甲子園ですかね。"いくら貰ったんや?"、"俺にもくれ"とかそんな感じですね」と明かした一場氏。野球への未練については「あります。普通にルール上やっていれば理想のところに行けたのかなと今も思ったりします」と話したが、現在は仕事をしながら野球教室で子供達に野球を教えている。