イン・ザ・ミソスープこの記事の画像を見る日本は味噌汁の国である。そのスープは文字通り我が国独自の料理であるとともに、生温かく複雑な味わいで中に入っているモノが透けて見えない――まるで日本の社会そのものなのだ。村上龍氏が『限りなく透明に近いブルー』(講談社)でデビューした1976年からちょうど50年の節目の年、今あらためてすすめたいのが久しぶりに読み返してみた『イン・ザ・ミソスープ』(