好きなパーツを自由自在に組み合わせて最安5000円から組み立てられる自作スマートフォン「Ara」や、カメラを向けるだけで目の前の物すべてをリアルタイムで3D化できる3Dセンシング端末「Tango」について、GoogleのATAPチームは、本日まで開催されているGoogleの開発者会議「Google I/O 2014」のセッションでデモ&発表を行っています。Araは実際に動作デモが行われ、Tangoは消費者向けの発売時期についても発表されています。

Google “moonshot” group demos modular phone that (almost) actually works | Ars Technica

http://arstechnica.com/gadgets/2014/06/google-moonshot-group-demos-modular-phone-that-almost-actually-works/

Google turns on its crazy modular phone in public for the first time | The Verge

http://www.theverge.com/2014/6/26/5845930/google-turns-on-its-crazy-modular-phone-in-public-for-the-first-time

Google's insane all-seeing Project Tango tablet is coming to consumers next year | The Verge

http://www.theverge.com/2014/6/26/5846012/googles-insane-all-seeing-project-tango-tablet-is-coming-to-consumers

Araのプロトモデルのデモの様子は以下のムービーで確認できます。

A look inside Google's secretive ATAP group - YouTube

Araプロジェクトの責任者であるポール・エレメンコ氏がAraの実機デモを行いました。



これがAraのデモ機。モジュール(パーツ)は半透明で中身がうっすら透けています。



実際に、Ara専用にカスタマイズされたAndroidを起動。



無事、起動したのを確認してにんまりの二人。エレメンコ氏は「モジュール型のスマートフォンなんて不可能」という声が寄せられていたとしつつも、このようにデモできる段階であることを示しました。



時間表示でフリーズしたのはご愛敬。



数多くのモジュールも発表。エレメンコ氏は、「既存のスマートフォンでは実現できないモジュールの開発チームに10万ドル(約1000万円)を提供する」と発表してプレゼンテーションを締めくくりました。なお、Araの発売は2015年1月が予定されています。













Tangoプロジェクトからは開発責任者のジョニー・リー氏が、Tango技術を搭載したタブレット端末の紹介を行いました。



このタブレット端末は2014年末までに開発者向けに1024ドル(約10万3000円)で提供される予定で、消費者向けには2015年にLGから端末が発売されるとのこと。



なお、Tangoが何をできるのか、どこまで進化しているのかは、以下のムービーを見ればよく分かります。

Project Tango - Journey - YouTube

開発者向けに作られたTangoタブレット端末。



Tangoタブレットを手にしながら階段を上る男性。



こんな感じでカメラに写る映像をスキャンして3D化しています。



映像データを解析することで……



こんな風に空間が立体モデルになっていきます。



Tangoは目の前の物体・空間をリアルタイムで3Dモデリングできる恐るべきツールです。



Tango技術を搭載した自動車。



ディスプレイには自動車の周りの状況を3Dモデルしている様子が映し出されています。



Tangoの技術を活用すれば、めまぐるしく変化する周囲の状況に合わせた走行や急停止などが可能で、自動運転カーにも応用できます。



ドローンとTangoを組み合わせれば……



ビルの解体現場や災害地での状況を即座に把握可能。



サイクリストにTangoを使わせれば……



建物外観を正確に3Dモデル化できます。





これはTangoで建物入り口を3Dスキャンする様子。



Tangoを使えばGPSに依存することなしに正確な位置測定が可能なので、インドアマッピングに大いに活用出来ます。



Tangoを4足歩行ロボットに取り付けたり……



階段を上り下りできるマシンに取り付けたり……





惑星探査機に取り付けたり……



ロボットに取り付けたりと、その活用の範囲はとどまるところがないようです。