米国メディア「Herdaily」で、鳥のフンを使用したフェイシャル法を日本人の美しさの秘密として紹介した。(イメージ写真提供:123RF)

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 米国メディア「Herdaily」で、鳥のフンを使用したフェイシャル法を日本人の美しさの秘密として紹介した。

 記事は、NYにある日本人が経営する美容サロンが「Geisha Facial(芸者フェイシャル)」と名付けられた美容法を取り入れていると紹介。ウグイスのフンと米ぬかを使ったその美容法は、「米国人にとっては、鳥のフンで顔を磨く習慣は一般的ではないが、日本では17世紀から美白効果があるとして広く伝わっている」と述べた。

 「ウグイスのフン」を使用した美容法は確かに日本で古くから伝わっており、今もなお発売されている。新製品と共に、化粧品コーナーの片隅に並んでいることもある。日本で使われている「ウグイスのフン」だが、一羽のウグイスから採れるフンが少量のため、フンを乾燥させて粉末にする。

 古くから高価な貴重品として扱われ、江戸時代には一般人には手の届かない貴重品だったが、現在は比較的手頃な価格となり、ナチュラルな美容法として根強い人気がある。 

 その効果は、タンパク質や脂肪を分解し、漂白する酵素が含まれているため、肌のキメや美白効果が期待できるといわれている。泡だてた石けんに混ぜて洗顔するという使用法が一般的だ。また、着物などの高級シルクのシミ抜きにも使われる。

 そんな日本では自然派化粧品として認識される「ウグイスのフン」も、馴染みのない米国人の視点ではかなり変わったものに映るようだ。

 「鳥のフン」と聞いたニューヨーカーたちが思い浮かべるのはニューヨークで有名なセントラルパークの鳩たちのフンなのかもしれない。そのため、記事で紹介された美容サロンのオーナーは、「当店では『セントラルパークフェイシャル』は行っていない」と冗談を交えて述べている。さらにその理由にも言及し、「ウグイスは植物の種子を主食としているために、そのフンには自然な酵素が含まれているが、セントラルパークの鳩はゴミを漁っているから」と、「ウグイスのフン」の価値を強調した。

 一方では、記事で紹介されたニューヨークの皮膚科医が「『ウグイスのフン』に、ある種の美容効果があるのは確かだが、地元の薬局で購入できる他の美容法に比べて大きな差があるとは思えない」と語っている。

 「ウグイスのフン」の美容法が、今後も米国で人気を呼ぶかどうかは、美容効果の高い酵素が含まれる自然で貴重な「ウグイスのフン」であることを、いかに宣伝していくかにかかっているのかもしれない。(編集担当:佐藤あきこ・山口幸治)(イメージ写真提供:123RF)