Spike開幕戦はフェザー級世界戦
25歳の若きチャンピオンは、叔父にジェフ・カーランという北米MMA軽量級の第一世代のファイターを持つ。ハイスクールまでレスリングをやっていたパットは、卒業時に救急救命士になる道へ進もうとしていたが、叔父の勧めでフロリダからシカゴへ移り、MMAファイターへの道を歩み出した過去を持つ。
2011年4月にエディ・アルバレスの王座に挑戦するも、ここは打撃&テイクダウンに完敗を喫した。この敗北でフェザー級再転向を決意し、2011年サマーシリーズ・フェザー級Tでマルロン・サンドロをハイキックでKOし優勝、タイトル挑戦権を手にした。そして昨年3月にジョー・ウォーレンを圧倒。テイクダウンにヒザを合せ、これでもかというパンチのラッシュを無慈悲なまでに打ち込んだ。
そんなパットに挑戦するパトリシオも、実弟パトリッキーがベラトールで活躍する兄弟MMAファイター。ブラジルのMMAどころナタウ出身で、10歳で柔術を始めると15歳でMMAにデビューし、その後はナタウの名門キオト・アカデミーの柔術の手解きを受け続けた。キャリア12連勝でベラトールのスカウト網にひっかかり、北米デビューを果たすとシーズン2フェザー級Tで準優勝。決勝のウォーレン戦はバックマウントを奪い、攻勢に攻めるもテイクダウンで削られ、1-2のスプリット判定負けだった。
その後、シーズン4フェザー級で出直しを図り、DREAMで高谷裕之を破ったジョージ・カラキャニャン、ウィルソン・ヘイス、ダニエル・ストラウスという強豪を倒して優勝。ウォーレンの持つ世界王座挑戦権を獲得するも、負傷で挑戦権をパットに譲り、その王座奪取劇を指を咥えて眺めるしかなかった。
一度は昨年のサマーシリーズで両者の世界戦が組まれたものの、今度はパットの負傷で延期となり、Spike第一弾のオープニングアクトを任されることとなった。瞬発力&スピードでパトリシオは攻勢に出たいところだが、リーチに差がありパットが距離をコントールするようだとテイクダウンは難しくなるだろう。
パトリシオは距離を詰めて戦いを挑むタイプで、そこにハマれば一瞬にして試合を決めてしまう可能性もある。ただし、パットは駆け引きを駆使できてなお真っ向からの勝負に弱いわけでもない。チャンピオンが一気呵成に攻めるのは十分に勝機を掴んでから。その勝機を掴ませないためには、パトリシオも出入りの激しい動き、制空権の半歩外からの仕掛けが大切になってくるが、そうなると生きるのは王者の蹴り技。25歳同士の世界戦、挑戦者は1年8カ月のブランク明けということもあり、王者に分がある戦いになりそうだ。
■BFC SpikeTV対戦カード
<ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]マイケル・チャンドラー(米国)
[挑戦者]リック・ホーン(米国)
<ライトヘビー級T準々決勝/5分3R>
ヘナート・ババル(ブラジル)
ミハイル・ザイーツ(ロシア)
<フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]パット・カーラン(米国)
[挑戦者]パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
■BFC プレリミ&ポストTVファイツ対戦カード
<フェザー級/5分3R>
ジョー・カマチョ(米国)
アーロン・ミラー(米国)
<ライトヘビー級T準々決勝/5分3R>
セス・ペトルゼリ(米国)
ジェイコブ・ノエ(米国)
<ライトヘビー級T準々決勝/5分3R>
エマニュエル・ニュートン()
アタナス・ジャンバゾフ()
<ライトヘビー級/5分3R>
ジェイソン・ランバート(米国)
ヘクター・ラミレス(米国)
<ライト級/5分3R>
JJ・アンブローズ(米国)
ブライアン・ウォーレン(米国)
<ライト級/5分3R>
マイク・ガイモン(米国)
サバット・ヤング(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ジョー・ウィリアムス(米国)
ジェイミー・イェーガー(米国)