高速鉄道「事故と車両の品質関係ない」…停電・混乱で専門家=中国
6月30日に開業したばかりの北京と上海を結ぶ高速鉄道線「京滬高速鉄路」で10日、最大で2時間程度の遅れが発生した。雷雨と大風で、架線がショートして停電したためとされる。車両を製造する中国北車集団の専門家、李瑞淳設計士は「車両の品質には関係ない」と強調した。中国新聞社が報じた。
山東省内で発生した雷雨と大風のため10日午後6時ごろ、曲阜付近で架線ショートが発生。上海方面行きの列車19便が、最大で2時間程度遅れた。
北京市鉄路局の専門家は「雷雨と大風で、架線がショートして停電したため」と説明。車両を製造する中国北車集団の李瑞淳設計士は「車両の品質には関係ない。どんなにすばらしい列車でも、動力源がなければ走れない」と強調した。
乗客によると「列車は午後6時50分に泰安駅に着いたあと、動かなくなった。空調は動いていたが、照明が消えた。また点灯したが、車掌が照明の半分を消した」、「車内は混乱。乗客は怒って車掌に発車の見通しを聞いたが、『知らせはない』との回答しかなかった」という。
中国北車集団の李瑞淳設計士によると、車両は搭載電池により、停電しても1時間強の通風が可能という。
停車中の列車の様子をミニブログなどに書き込んだ人もいた。「京滬高速鉄路のG151に乗ったら、泰安を過ぎたところで停車。天気が原因で架線ショートが発生したので、停車させて修理している。名前を知らない橋の上で、車体は傾いている。修理がいつ終わるのか……分からない。列車は照明も空調も切られた。とても蒸し暑い」、「京滬高速鉄路が遅れた。私の上司も乗っている。パンが2つずつ配られた。補償ということらしい」――などの、生々しい描写がみられる。(編集担当:如月隼人)
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