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 俳優の吉満寛人(65)、森岡豊(53)、福澤重文(50)による演劇ユニット「G3ユニット」の第2回公演「三人の父親」が17日、東京・新宿シアタートップスで開幕した。

 本作は母を亡くしたヒロインのもとに集まった生みの親(森岡)と育ての親(福澤)、そして突如現れた本当の父親を名乗る謎の男(吉満)が織りなす苦笑系喜劇。共演には、加村真美、水石亜飛夢、富田翔、平田裕香、岡本あつこ、彩輝なお、小川夏鈴ら実力派俳優が名を連ねる。

 最大の魅力は映画「事故物件」やドラマ「相棒」などを手がけたブラジリィー・アン・山田氏による切なくも愛おしいストーリーだ。緻密に組み立てられた展開とラストシーンは圧巻で、昨年3月に上演された旗揚げ公演「おじさんの恋」と同様に、SNSではさまざまな考察が飛び交っている。果たして誰が本当の父親なのか、三人の父親たちはどのような結末を迎えるのか。ぜひ劇場で見届けてもらいたい。

 ユニットのリーダーを務める吉満は、不思議さが漂いつつ可愛らしさも感じるチャーミングな姿で観客を魅了。哲学的なセリフ回しにも挑戦しており「お笑いと涙といい芝居が詰まった作品です」とアピールした。森岡はプレイボーイだけどどこか憎めないシェフ役で、ダンディかつ脆さのある表情と立ち振る舞いが光る。各所からの好評の声に「うれしい。もっと多くの方にご覧になっていただきたい」と目を細めた。ユニットの大黒柱でもある福澤は、お調子者の売れない芸人役。ひたむきに娘を愛する等身大の姿が印象的で「笑いあり涙あり、歌もありの盛りだくさんの内容となっております」と話した。

 キャストの個性が爆発する一方で、温かいストーリーも描かれている本作。観客による考察が話題となり、リピーターが続出するなど、チケットの入手は非常に困難な状況となっている。吉満は「当日券も出ると思うので、ぜひよろしくお願いします!」と笑みを浮かべ、森岡も「早い者勝ちです」と呼びかけた。公演は同所で28日まで。23日、25日の夜公演では、上演後にキャスト陣によるアフタートークも開催される。