パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸で5日、パレスチナ人家族が乗った車に向けてイスラエル兵が発砲し、生後7か月の男の子が死亡しました。

AP通信などによりますと、パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸のヘブロン近郊で、5日、イスラエル兵がパレスチナ人の家族を乗せた車に向けて発砲しました。

銃弾は車に乗っていた生後7か月の乳児の男の子の顔を貫通し、男の子は死亡しました。銃弾は両親にも当たり、母親は重体だということです。

イスラエル軍は、兵士が自らに向かって加速してきた車両に対し発砲したとしていて、「無関係の民間人がけがをした」「事案の検証を行っている」と説明しています。

一方、車に乗っていた男の子の祖母はロイター通信に対し、当時、イスラエル兵に気づき車を停止させたが、10メートルの距離から撃たれたと証言しました。

イスラエル軍は近年、ヨルダン川西岸での軍事作戦を強化していて、国連機関の統計では、ガザ地区でイスラム組織「ハマス」との戦闘が始まった2023年10月以降、ヨルダン川西岸での死者数はおよそ1100人にのぼり、そのうち少なくとも240人が子どもだということです。