高市早苗氏の公式Xより

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中東情勢の悪化を受け、原油の高騰や石油化学製品の原料となる「ナフサ」の供給不安が強まるなか、高市早苗首相が20日、野党党首との党首討論に出席。ナフサの供給不安をめぐり、「さまざまな現場で目詰まりが起きている。手元に足りているはずのナフサが届いていない。そういった状況も十分に把握をしている」とコメントした。

ナフサ不足の影響は国民の生活にも出始め、日常にかかわるあらゆるものが値上げや品薄状態になってきている。いち早く動いたのは、国内スナック菓子最大手のカルビーが主力商品である「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」などのパッケージを、今月下旬の出荷分から順次「白黒2色(モノクロ)」の仕様に変更が決定。この事態を重く受け止めた消費者はナフサ供給への不安感に拍車をかけ、ゴミ袋をはじめとするプラスチック製品の買いだめに走り、売り場に混乱を起こしている。

例えば、レジ袋を倍に値上げする商業施設も少なくはない。それだけではなく、売り場に設置されているポリロールに枚数制限を設けたり、撤去するスーパーも続出。また、スーパーが今、最も懸念しているのが食品トレーの値上げだといい、あるスーパーでは実際に来月納品分より20%も値上げを強いられ、価格転嫁に踏み切るといった話も聞こえる。帝国データバンクはナフサ不足による「包装・資材の値上げ」で来月に食品の大幅な値上げラッシュの兆しがあると指摘している。

イトーヨーカドー、ふたをラップに

一方で、消費者への影響を抑えるために企業があらゆる努力を重ねている。大手スーパー・イトーヨーカドーでは、今月下旬から一部店舗にて肉や刺し身のプラスチック製のふたをラップに変更。また、コンビニエンスストア・ファミリーマートも今夏からサンドイッチなどの包装でブランドロゴを白黒にすることが発表された。

そんな中、埼玉県を中心に全国展開する中華料理チェーン「ぎょうざの満洲」では、今月からトレーに入った主力商品「冷蔵生ぎょうざ・12個入り」の販売を休止し、トレーを使わず袋に詰めただけの「冷凍生ぎょうざ・20個入り」にシフト。すると、単価とゴミが軽減されたことで消費者にはメリットが生じ、まさに「ピンチをチャンス」に変えた格好となった。

とはいえ、店側は消費者に対し、価格維持のためにもリサイクルに協力してほしいと訴える。今となっては貴重な資源となるこれらの石油製品をゴミにするのではなく、国民一人一人がリサイクルに徹するべきではないだろうか。