叱責と思いきや超ホワイト?上司の『体調管理も仕事のうち』が、日本中のブラック企業を震え上がらせる【作者に聞く】

【漫画】この作品の本編を読む→子どもの体調管理も仕事のうち!
保育園からの突然の呼び出しに、申し訳なさを抱えながら早退を切り出す母親。2026年5月現在、SNSで「こんな会社に転職したい」「発想が天才すぎる」と大反響を呼んでいるのが、漫画家・伊東(@ito_44_3)さんの描く5コマ漫画だ。
日々X(旧Twitter)に作品を投稿し、Kindleでも多くの無料作品を公開している伊東さん。今回紹介するエピソードは、一見すると厳しい上司が放つ「ある一言」から、物語が予想だにしないホワイトな方向へと加速していく。



「子供が熱を出しまして……」と早退を願い出た母親に対し、上司は「ったく、子供の体調管理も仕事のうちだろ?」と叱責する。罪悪感に打ちひしがれる母親だったが、続く言葉に耳を疑った。「子供の体調管理手当の分はがんばれよ」。
なんとこの会社では、子どもの体調管理が「業務」として定義されており、給与に5万円の手当が計上されていた。伊東さんはこのアイデアの源泉について、「育児は金銭などの分かりやすい報酬が発生しない労働なので大変そうだなぁ、という感覚からです」と語る。一方で、このクリーンすぎる設定は「こんなホワイト企業はない」という現実を浮き彫りにし、図らずも世の中のブラック企業への風刺にも繋がっている。
■Kindleでレビュー星4.7の衝撃
本作を含む伊東さんの5コマ漫画シリーズは、AmazonのKindleで無料配信されており、レビューは星4.7、コメントは1000件を超える圧倒的な支持を得ている。描き下ろしも収録されたこの単行本について、伊東さんは「たくさん読んでいただきありがたい。無料配信だが収益が入るので日々の糧になります」と読者への感謝を口にする。
「体調管理も仕事のうちと言うからには、業務として給与を支払うべき」という極めて論理的かつ温かい価値観。もし、早退で手当が減額される仕組みだとしても、大前提として高額な手当が存在するこの世界観は、多くの親たちにとって救いとなっている。育児と仕事の狭間で悩むすべての人に、伊東さんの描く「優しい非常識」を届けてほしい。
取材協力:伊東(@ito_44_3)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

