全日本プロレス「チャンカン」優勝決定戦…観客動員は「3055人」…昨年を大きく上回った「理由」を探る…5・17大田区全成績
◆全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル2026」【優勝決定戦】(17日、大田区・EBARA WAVE アリーナおおた)観衆3055
全日本プロレスは17日、大田区・EBARA WAVE アリーナおおたで「チャンピオン・カーニバル2026」【優勝決定戦】を開催した。
メインイベントの優勝決定戦で鈴木秀樹が激闘の末、潮崎豪を破り初優勝した大会。第1試合からアリーナが沸騰した「神興行」の観衆は3055人と昨年5月18日に同所で開催したCCの優勝決定戦の2280人を大きく上回った。
大田区での前回大会となる2月23日の2237人も更新。2年ほど前から後楽園ホールで安定的な観客動員を続ける全日本プロレス。大田区でも常時、3000人を超えていけば来年の旗揚げ55周年イヤーへ大きな弾みとなるはず。
観客動員が伸びた背景は、安齊勇馬が今月1日午後8時から「Amazon Prime Video」でプライム会員向けに独占配信された大人気恋愛リアリティ番組の最新作「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン4に参加。プロレスマスコミ以外からの取材、露出も急増し普段、プロレスを見ない層にファン層が拡大したことがある。
ただ、最大の理由を私は、この日の鈴木vs潮崎戦のように全日本プロレスがいつ、どこでもどんな大会でも白熱の試合を提供し続けてきたことにあると思う。第1試合からメインイベントまで、スーパーヘビー級からジュニアまでどんな試合でもセコンドなどの介入は、ほぼなく観客は安心してリング上で繰り広げられるプロレスならではの戦いの素晴らしさだけを堪能できる。その中心にいるのが三冠王者の宮原健斗だ。常に全力で真っすぐに対戦相手、そしてファンにアピールする宮原の献身が会場の熱気を生み新たなファンを獲得している。この観客との信頼感が王道マットに固定したファンを生み出した。
さらに身長2メートルを超える世界タッグ王者の綾部蓮&タロースを筆頭に「斉藤ブラザース」など圧倒的な体格を持つレスラーが信じられないほどのスピードで躍動。この日常では味わえない「醍醐味」、あるいは「多幸感」も全日本プロレスの魅力だ。これは創始者である身長2メートル9センチのジャイアント馬場さんが「プロレスラーは大きくなくてはならない」との哲学を継承しており、団体が持つ歴史への敬意も今の王道マットにはある。
今後も安齊の世間への知名度上昇、さらにタレントのはなわの長男で練習生の塙元輝のデビューなどプロレス界を飛び越えた話題が待つ全日本プロレス。5・17大田区の熱気がさらに拡大、波及する予感がする。
(福留 崇広)
◆5・17大田区全成績
▼第1試合 チャンピオン・カーニバル2026 優勝者決定トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負
〇潮粼豪(Aブロック1位)(18分18秒 豪腕ラリアット→片エビ固め)菊田円(Bブロック2位)●
▼第2試合 同 時間無制限1本勝負
〇鈴木秀樹(Bブロック1位)(1分09秒 横入り式エビ固め)斉藤レイ(Aブロック2位)●
▼第3試合 HAVOC vs 北斗軍 6人タッグマッチ 30分1本勝負
〇ザイオン、オデッセイ、芦野祥太郎(11分10秒 ダイビングヘッドバット→エビ固め)大森北斗●、他花師、愛澤No.1
▼第4試合 矢野安崇再デビュー戦 シングルマッチ 30分1本勝負
〇青柳優馬(12分24秒 The Fool→エビ固め)矢野安崇●
▼第5試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
綾部蓮、タロース、〇小藤将太(11分35秒 ウラカンラナ)斉藤ジュン、“ミスター斉藤”土井成樹、セニョール斉藤●
▼第6試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗、〇安齊勇馬、本田竜輝、羆嵐(16分21秒 ギムレット→片エビ固め)諏訪魔、関本大介、真霜拳號、佐藤光留●
▼第7試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
田村男児、〇青柳亮生、ライジングHAYATO(14分31秒 ファイアーバードスプラッシュ→エビ固め)MUSASHI、吉岡世起、井上凌●
▼メインイベント チャンピオン・カーニバル2026 優勝者決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
〇鈴木秀樹(24分15秒 ダブルアームスープレックス→体固め)潮崎豪●
