カルビーのポテチ包装が白黒に イラン戦争の影響、世界中で拡大

(CNN)製菓大手のカルビーは12日、ポテトチップスのパッケージを一時的に白黒に変更すると発表した。イランでの戦争による調達の不安定化が原因で、全国の店頭から当面の間、カラフルなパッケージが姿を消す。
カルビーは今回の措置について、「中東情勢の緊迫化に伴う一部原材料の調達不安定化を受け、商品の安定供給を最優先とする観点から」見直しを行うと説明している。
パッケージの変更は14商品を対象に5月25日から実施する。商品の品質への影響はないとしている。
カルビーは、具体的にどの原材料の不足が原因でパッケージを変更するのかは明らかにしていない。
しかし内閣官房は、印刷用インクあるいはナフサについて、現時点で直ちに供給上の問題が生じるとの報告は受けていないと述べ、日本全体として必要な量は確保されているとの認識を示した。
米国とイスラエルが2月下旬に開始したイラン攻撃は、長引くホルムズ海峡の閉鎖を引き起こし、世界中の企業が供給網の混乱への対応に追われている。
影響は既にさまざまな形で表れている。アジア各地の農家は肥料不足に苦しみ、インドは中東市場へコメを輸出できなくなった。中東の航空会社が世界の航空貨物輸送に占める割合は大きく、世界中で消費者への配送に遅れが出ている。
カルビーの変更後のパッケージは、帽子をかぶったおなじみのマスコットが消え、白黒の包装に文字で商品名のみが記載されている。
