香港大引:ハンセン1.3%安で反落、自動車セクターに売り
30日の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比335.31ポイント(1.28%)安の25776.53ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が123.77ポイント(1.41%)安の8681.83ポイントと反落した。売買代金は2915億5270万香港ドル(約5兆9739億円)に拡大している(29日は2582億8080万香港ドル)。
投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。原油の高騰や米長期金利の上昇が逆風となっている。日本時間30日にWTI原油先物は一時、100米ドル/バレルの大台を突破した。米イランの紛争が始まって以降の高値を更新している。米イランの和平交渉が停滞する中、トランプ氏は大規模な軍事攻撃を計画していると複数メディアが報道。イラン側も反撃するのは必至で、ホルムズ海峡の封鎖も長期化すると懸念されている。また、29日の米債券市場では長期金利の指標となる米10年債利回りが大幅に上昇し(債券価格は下落)、約1カ月ぶりの高水準を付けた。そのほか、5月1〜5日が労働節(メーデー)の連休で、本土市場が休場となることも買い手控え要因として意識されている(香港は1日が休場)。
一方、中国の景況感は強弱が分かれる内容。寄り付き直後に国家統計局が公表した今年4月の製造業PMIは50.3と市場予想の50.1を上回ったが、非製造業PMIは49.4と予想の49.8を下回っている。その後に発表された民間によるRatingDog中国製造業PMIは52.2と、市場予想(51.0)を上回った。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、自動車大手の比亜迪(BYD:1211/HK)が5.4%安、即席麺・飲料大手の康師傅HD(322/HK)が4.9%安、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が4.7%安と下げが目立った。
セクター別では、自動車が安い。BYDのほか、蔚来集団(9866/HK)が6.3%、奇瑞汽車(9973/HK)が4.9%、賽力斯集団(9927/HK)が3.8%、小米集団(1810/HK)が3.7%ずつ下落した。国内販売の低迷が改めて懸念される。自動車業界団体の全国乗用車市場信息聯席会によると、4月の乗用車小売は前月比で13.8%減少する見通しだ。
非鉄セクターもさえない。中国宏橋のほか、佳キン国際資源投資(3858/HK)が5.7%安、江西銅業(358/HK)が5.4%安、中国アルミ(2600/HK)が4.4%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.7%安で引けた。
半面、半導体セクターの一角は物色される。上海壁仞科技(6082/HK)が8.2%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が7.8%高、華虹半導体(1347/HK)が5.6%高、峰チョウ科技深セン(1304/HK)が3.2%高と値を上げた。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.11%高の4112.16ポイントで取引を終了した。不動産が高い。半導体、軍需産業、メディア・娯楽、証券の一角なども買われた。半面、資源・素材は安い。消費、自動車、医薬、銀行も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。原油の高騰や米長期金利の上昇が逆風となっている。日本時間30日にWTI原油先物は一時、100米ドル/バレルの大台を突破した。米イランの紛争が始まって以降の高値を更新している。米イランの和平交渉が停滞する中、トランプ氏は大規模な軍事攻撃を計画していると複数メディアが報道。イラン側も反撃するのは必至で、ホルムズ海峡の封鎖も長期化すると懸念されている。また、29日の米債券市場では長期金利の指標となる米10年債利回りが大幅に上昇し(債券価格は下落)、約1カ月ぶりの高水準を付けた。そのほか、5月1〜5日が労働節(メーデー)の連休で、本土市場が休場となることも買い手控え要因として意識されている(香港は1日が休場)。
一方、中国の景況感は強弱が分かれる内容。寄り付き直後に国家統計局が公表した今年4月の製造業PMIは50.3と市場予想の50.1を上回ったが、非製造業PMIは49.4と予想の49.8を下回っている。その後に発表された民間によるRatingDog中国製造業PMIは52.2と、市場予想(51.0)を上回った。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、自動車大手の比亜迪(BYD:1211/HK)が5.4%安、即席麺・飲料大手の康師傅HD(322/HK)が4.9%安、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が4.7%安と下げが目立った。
セクター別では、自動車が安い。BYDのほか、蔚来集団(9866/HK)が6.3%、奇瑞汽車(9973/HK)が4.9%、賽力斯集団(9927/HK)が3.8%、小米集団(1810/HK)が3.7%ずつ下落した。国内販売の低迷が改めて懸念される。自動車業界団体の全国乗用車市場信息聯席会によると、4月の乗用車小売は前月比で13.8%減少する見通しだ。
非鉄セクターもさえない。中国宏橋のほか、佳キン国際資源投資(3858/HK)が5.7%安、江西銅業(358/HK)が5.4%安、中国アルミ(2600/HK)が4.4%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.7%安で引けた。
半面、半導体セクターの一角は物色される。上海壁仞科技(6082/HK)が8.2%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が7.8%高、華虹半導体(1347/HK)が5.6%高、峰チョウ科技深セン(1304/HK)が3.2%高と値を上げた。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.11%高の4112.16ポイントで取引を終了した。不動産が高い。半導体、軍需産業、メディア・娯楽、証券の一角なども買われた。半面、資源・素材は安い。消費、自動車、医薬、銀行も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
