ニューヨーク市で、完全電動航空機をマンハッタンからジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港まで飛行させる実証実験が行われている/Courtesy of Joby Aviation. (c) Joby Aero, Inc.

(CNN)米ニューヨーク市で、完全電動航空機をマンハッタンからジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港まで飛行させる実証実験が行われている。運航会社はいずれ世界各地で空飛ぶタクシーを実用化したい意向だ。

ニューヨーク市内の2カ所を結ぶ電動垂直離着陸機(eVTOL)の実証実験は、空飛ぶタクシーの運航会社ジョビー・アビエーションが24日に初めて実施し、今週も試験飛行を続けている。

電動航空機は巨大ドローン(無人機)のような形状で、パイロット1人を含めて5人まで搭乗できる。ヘリコプターのように垂直に上昇した後、プロペラが傾いて前進する。ヘリコプターに比べると静かで排ガスもないという。

マンハッタン南部および中部のヘリポートとJFK空港の間を空飛ぶタクシーで結ぶことで、車で1〜2時間かかる所要時間を10分足らずに短縮することを目指す。

ジョビーは2023年から飛行試験を行っており、今回は米連邦航空局(FAA)のeVTOL統合パイロットプログラムの一環として10日間の試験飛行を実施している。

3月には運輸省がeVTOL試験飛行のパイロットプログラム8件を選定。都市部の空飛ぶタクシーサービスに加え、地域旅客輸送、貨物輸送、緊急時食料支援、自律飛行、洋上エネルギー輸送などが選ばれていた。

ジョビーはニューヨーク州の港湾局に加え、テキサス、ユタ、フロリダ、ノースカロライナの各州運輸局とも連携している。

FAAは24年に空飛ぶタクシーの実用化に向けた新規制を発表。以来、ジョビーなどの各社が認可を目指して試験を続けており、ジョビーは5段階の認可取得プロセスの最終段階にある。