トランプ氏「停戦延長」もイラン側は「何の意味もない」支持率は33%に下落…肉乃小路ニクヨ氏「政治のエンタメ化をしすぎてしまった」

トランプ大統領のSNSでの「停戦延長」発言が波紋を呼んでいる。
【映像】キリストに「平手打ち」されたトランプ氏(実際の動画)
ニュース番組『わたしとニュース』では、先の読めないトランプ政権の動向やマーケットの反応について、経済愛好家の肉乃小路ニクヨ氏とともに考えた。
■停戦延長をめぐる思惑と「バザール商人」の交渉
トランプ氏は自身のSNSで「イランから提案が出されて協議が終了するまでの間、停戦を延長する」と発言した。しかし、イラン側は「延長を要請していない」とし「トランプによる停戦延長には何の意味もない」と語っている。
海上封鎖による圧力が続く中、トランプ氏としては停戦を延長しつつ、合意に向けて話し合いを進めたいという思惑が見える。
この状況について、ニクヨ氏は次のように語った。「紛争の当事国の発言というところで、差し引いてみないといけないところはあると思うが、イランとアメリカのやり取りを見ていると、イランという土地柄、バザール商人の人たちの交渉というか、1回逃げられてもまた戻ってきてとか。あと最初に強い球を投げてというやり取りが続いているので、私たちはそれにあまり振り回されないように起こった事実を大事にしながら追っていくのが大事だと思う」
■政治のエンタメ化と支持率低下…岩盤支持層の亀裂
トランプ氏の発言をめぐっては、自らをキリストに例えた投稿が大炎上するなど、トランプ氏の岩盤支持層であるMAGA派の間でも亀裂が入っていると言われている。SNSでもさまざまな角度から投稿が相次いでいる状況だ。
トランプ政権の支持率を見ると、2025年3月が42%、2026年3月が38%、2026年4月が33%(AP-NORC調査)と戦闘が始まってから下落が続いている。
この支持率低下と岩盤支持層の亀裂について、ニクヨ氏は「実際に見ていると、政治のエンタメ化をしすぎてしまった感じがある。実際にそれで物価などの上昇が見られたり、ガソリン価格が上がったりというところを受けて、やっぱりもうついていけないと思った人が出てきてもおかしくはないのではないか」と述べた。
■マーケットは「慣れつつある」中間選挙に向けた楽観論も
2月28日の戦闘当初は、トランプ氏の発言や戦闘状況においてマーケットも右往左往し、振り回されていた。しかし、最近のマーケットの受け止めや動きに変化が見られるという。
「もう明らかに慣れつつある。市場もトランプ氏の発言で大きく上がり下がりしなくなっている傾向はあると思う。あと、タイムラインというのがあって、中間選挙があるので、どこかで妥結するのではないかと楽観的な思いをしている人が多いと思う」(ニクヨ氏)
さらに、「長期的にはもう妥結せざるを得ないところはあると思う。世界中の物価が上がってしまったことで、世界中から憎まれ役になってしまうところも考えると、もうこの辺りでやめたいというのが本音だと思う」との見方を示した。
(『わたしとニュース』より)
