市場規模1.4兆元、最先端へ向かう中国医療機器産業―中国メディア
中国医学装備(医療機器)協会がまとめた最新データによると、中国の2025年の医療機器産業の市場規模は前年比約7%拡大して1兆4400億元(約33兆1200億円)に達した。中国医療機器市場の規模は第14次五カ年計画(2021-25年)期間に年を追うごとに安定的に拡大し、年平均増加率は9.9%となり、一つの国の市場として世界で2番目になった。関連特許の出願件数は世界一だ。
中国の医療機器産業はここ数年、勢いよく発展している。
先端機器が次々登場
国科離子が独自開発した軽イオン治療装置(HiTS200)が3月28日に発表された。この装置は病巣の種類や位置に基づいて個別化された治療プランを作成し、精密で的確ながん治療を実現する。
過去約5年間に、中国では革新的な医療機器が累計290件あまり認可された。フォトンカウンティングCT、小型陽子線治療システムなどの先端設備の開発成功はこうした分野における中国国内の空白を埋めた。弱界磁医学イメージングのシリーズ機器、フェーズドアレイCTなど、業界の最先端をリードする製品も次々に登場した。
治療手段が絶えず多様化
上海の手術室にいる外科医が指で操作レバーを軽く動かすと、約5000キロメートル離れた新疆ウイグル自治区カシュガル市にある国産手術支援ロボットのアームが、まるでよく見える目と器用に動く手を備えたように、患者の肺をゆっくり切開し、腫瘍を的確に切除した。全プロセスにかかった時間はわずか1時間ほどで、誤差は100マイクロメートル以下だった。
ここ数年、工業・情報化部、国家衛生健康委員会、国家薬品監督管理局が共同で推進する先端医療機器普及応用プログラムにより、累計6200台・セット余りの医療機器が導入された。うち内視鏡手術支援ロボットが行った手術は4万件を超え、患者の傷は小さく、これまで手術から退院まで7〜8日かかっていたのが2〜3日に短縮された。磁気共鳴人工内耳の手術件数は2万5000件を超え、聴覚障害者の聴力回復をサポートした。5G+手術支援ロボットが行った遠隔手術は3000件を超え、質の高い医療資源の恩恵が遠隔地の人々にも広く及ぶようサポートした。
先端医療機器が「海外進出」を果たす
ヨルダンのキング・フセインがんセンター、サウジアラビアの医療グループAIManaなど、中東諸国のトップレベル医療機関に進出し、トルコの医療機関Sezinが3タイプの最新CT(コンピュータ断層撮影)を一括購入するなど、聯影医療技術集団の製品は約90カ国・地域の1万5700カ所以上の臨床医療機関・科学研究機関で使用されている。
関連データによると、2025年の中国医療機器輸出額は2019年比62.4%増の457億9600万ドルに達した。医療機器は医薬品関連でここ数年の輸出増加率が最も大きい分野で、うち「一帯一路」共同建設国向け輸出が40%を超える。
人工知能(AI)、次世代通信技術、生命科学など新たな科学技術分野が加速度的に発展し、医療機器産業の発展に新たな発展チャンスをもたらしている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
