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中東情勢を受け原油の供給が不安定な今、名古屋市緑区の自動車整備などを行う会社でも影響が。

【写真を見る】「仕事できるの?って…」 車の塗装作業に打撃 シンナー価格1.7倍 在庫もあと2週間 イラン情勢で石油由来の資材が不足

(ふじい自動車・藤井寛之社長)
 Q. 原油不足の影響は?
 「えらいこっちゃですよ、本当に」

自動車の修理、整備、板金、塗装などを行う2010年創業のふじい自動車。多くの作業で石油由来の資材が不可欠ですが…

(藤井社長)
Q. 何が一番影響を受けている?
「塗料が入ってこないのが、一番ダメージが大きい」
Q. 塗料が入ってこない状況は会社にとっては?
「売り上げの半分が板金塗装なので、そこが止まると死活問題」

これほどのピンチは、創業して初めてと言います。

塗装に欠かせない「シンナー」在庫は残り2週間分

(藤井社長)
「一番困っているのがこのシンナー。これがもう入ってこない」

シンナーは車の塗装に使う道具の洗浄や、色の調整になくてはならないもの。価格は3月と比較し、今1.7倍にまで高騰、在庫も底をつきそうだといいます。

(藤井社長)
Q. 今の在庫は?
「あと2週間分ぐらい。通常、週に2~3缶ぐらい入ってくるが、それが1缶入ってくるかこないかなので、この先どうなるのか…」

3月にふじい自動車がシンナーの仕入れ先と行ったやりとりを見せてもらいました。

「582」という数字が、シンナーを意味しているそうですが…

「本日ご注文いただいたHB582なのですが、会社に在庫がなく、入り次第の納品で大丈夫ですか?確認お願いします」との返事が。

このため、とった対策は…

(藤井社長)
「水性(の塗料)に移行しようと手を打っている」

臭いが少なく、環境にも優しい車用の水性塗料は、コストが今までの1.5倍ほどになりますが、5月から仕入れる計画です。仕事を受ける状態を維持することが大事だと話します。影響は、他にも…

塗装に必要なありとあらゆるものが…「仕事ができるの?って」

(藤井社長)
「(使い回せる布のシートを)使っているが…いつもは、使い捨てのビニールを使っている」
Q. 使い回せるシートを使う理由は?
「もう入ってこない。そもそも、このビニールが入ってこないので使えない」

塗装作業の際、必要のない部分を保護するために、使い捨てのビニールを使ってきましたが、こちらも仕入れが厳しくなってきたため、4月上旬から使い回しのきくシートを使っています。

そのほか、作業時の油を落とすためのクリーナーや、車を走らせるのに不可欠な「エンジンオイル」の在庫にも不安があり、いずれも3月上旬から多めに購入しているそうです。

それでも、エンジンオイルのストックがあと1か月分ほどに。

(藤井社長)
Q. 今後の不安は?
「もう今すでに不安。仕事ができるの?って思う。一企業でどうこうという話じゃない。国や政治の力で何かしてもらわないと、なんともならない」