“3年目の進化”で何が変わる?

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「走りの高級ミニバン」が進化へ?

 トヨタ「ヴェルファイア」は、アグレッシブなスタイリングと高い走行性能が特徴の高級ミニバンです。

 2023年6月に兄弟車である「アルファード」とともに登場した現行モデルは、黒を基調とした金属加飾が施された「Z プレミア」と、後席の快適性を追求した最上級仕様の「エグゼクティブラウンジ」というラインナップで展開されています。

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 パワートレインには、最高出力279ps/最大トルク430Nmを発生する2.4リッター直列4気筒ターボエンジンと、2.5リッター直列4気筒エンジンにモーターが組み合わされたハイブリッドシステムが設定されています。

 また、2025年1月には、73kmのEV走行距離とシステム最高出力306psを兼ね備えたプラグインハイブリッド車も追加されており、パワートレインの選択肢がさらに広がっています。

 駆動方式は、ガソリン車が2WDと4WD、ハイブリッド車が2WDと電気式4WDシステムの「E-Four」、プラグインハイブリッド車は「E-Four」のみの設定となっています。

 2026年3月現在のヴェルファイアの価格(消費税込み)は670万円〜1085万円です。ヴェルファイアには、アルファードの「X」に相当するエントリーグレードが設定されていないため、アルファードと比べてやや上の価格帯となっています。

 なお、ヴェルファイアは2025年1月に最初の一部改良モデルが実施されています。

 ただ、その際のおもな変更点は、ドライブレコーダー付きのデジタルインナーミラーが全車標準装備となるなどの比較的軽微なものでした。

一部改良で「待望の新機能」が追加!?

 そんなヴェルファイアですが、まもなく2度目の一部改良がおこなわれるようです。

 都内のトヨタ販売店担当者は次のように話します。

「現行モデルの発売からおよそ3年となる2026年6月をめどに、一部改良モデルが登場すると聞いています。

 今回の一部改良では、セキュリティ機能の強化と乗り心地の向上がメインとなる見込みです。

 具体的には、『ランドクルーザー300』に導入されたエンジン始動制限システムにくわえて、新たなスマートキーなどの最新のセキュリティシステムが採用される予定です。

 ヴェルファイアは車両盗難を心配されるお客様が非常に多いため、こうした強固なセキュリティシステムの導入は、ご購入を検討される方にとって大きな安心材料になるはずです。

 また、サスペンションのチューニングにより、乗り心地も向上すると言われています。

 ご家族やゲストを乗せる機会が多いお客様からは『もう少しマイルドな乗り心地が欲しい』というお声もいただいていたため、この変更点は間違いなく歓迎されるポイントだと期待しています。

 もちろん、ヴェルファイア特有のしっかりとしたハンドリングは維持されるはずです。

 そのほか、インテリアについても、素材やデザインが一部変更されることで質感がさらに引き上げられるようです。

 一方、これらの装備充実や昨今の原材料費高騰などの影響から、車両価格はおよそ10万円から15万円程度の値上げとなる可能性が高そうです。

 とはいえ、セキュリティと快適性がこれだけ向上することを踏まえれば、お客様にも十分にご納得いただける内容だと考えています。

 なお、一部改良モデルの具体的な発売時期については、現時点では確定していません。

 ただ、これまでの傾向を見ると、2026年4月から5月には販売店でなんらかの動きがあるのではないかと思います」

※ ※ ※

 2026年夏には日産「エルグランド」が約16年ぶりにフルモデルチェンジを果たす予定です。

 エルグランドは優れた走りを持つ高級ミニバンの元祖であり、そのキャラクターはヴェルファイアとよく似ています。

 近年の販売台数ではヴェルファイアがエルグランドを圧倒していますが、新型エルグランドの登場後もその状況を維持することができるのかに注目が集まります。