【株価はどう動く?】イラン攻撃後の株価がたどるシナリオは?今後も「波高き相場」が続く
テロリストを支援し、米国と敵対、核兵器を持とうとしているイランを排除して、世界を平和にした、というのがトランプ大統領の立場です。その意味で、私は短期でこの戦闘を終わらせるのではないかと見ており、その場合はAシナリオ、または悪くてもBシナリオが有力になります。
相場のリズムからいうと、相場は急落の後には急反騰の可能性があります。
もし、底入れして再び上昇相場があるならば、防衛、資源関連から上がってくることが予想されます。また、一部半導体関連の上昇もあり得ます。相場が戻った時に、特に強く戻った銘柄が、次の注目銘柄となります。
トランプ大統領は、市場の動きを非常に気にしながら動いています。イラン戦争を早期に終わらせると言及したのも、株価が下がり過ぎ、原油が上がり過ぎたことを受けてのことだと思われます。若い頃から株式、不動産の投資をしてきていますから、相場に敏感なのだと思います。
振り返れば、2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻したわけですが、直近は米国・イスラエルがイランを攻撃しました。なぜ、こうした事態が起きているかについて、ウォール街の著名投資家・レイ・ダリオは「米国という国家が衰退期に入っている」からだと指摘しています。
第二次大戦後、「パックス・アメリカーナ」(米国による平和)で米国主導の覇権、秩序で世界を支配していたわけですが、足元でそれが揺らいでいるということです。前出のロシアによるウクライナ侵攻は、その揺らぎに付け込んだものです。
これは戦後構築された金融、政治、軍事、外交の旧体制が音を立てて崩壊していると言ってもいい状態です。今は戦後の価値観が総崩れになろうとしている中から、新しい価値観、新しい覇権が出てくるのかという端境期、踊り場です。
ですから今後、今回のイラン攻撃にとどまらず、他の地域でも戦争、紛争が頻発しかねない国際情勢です。
地政学リスクでマーケット、株価が暴落しても、世界経済は成長しています。ですから株価は再び上がってきます。「戦争で売り」、「経済成長で買い」で大きな振幅のある「波高き相場」が続くことになります。
