「世界の工場」中国・東莞市、応用シーンの革新で産業発展導く

【新華社東莞3月27日】「世界の工場」と呼ばれる中国広東省東莞市で24日、「広東(東莞)応用シーン・イノベーション大会」が開かれた。さまざまな最先端機器が展示され、人々の暮らしに密着した一連の「未来シーン」が披露された。
ドローンによるコーヒーの即時配送、人型ロボットのピアノ生演奏、自動運転レベル3のシャトルバスによる「ラストワンマイル(最後の区間)」サービス、横になるだけで呼吸や睡眠状態を検知するスマート枕などが登場した。
今大会では、越境物流、スマート交通、人工知能(AI)、スマート製造、スマート民生、低空経済(低高度の有人・無人機を活用した経済活動)などの分野に焦点を当て、160項目の応用シーン機会リストが発表された。

物流ドローンの開発・製造を手がける広東鯤鵬低空通用航空科技の楊欣菀(よう・きんよう)氏は、ドローン物流配送とスマート医療応用シーンを組み合わせた新しいソリューションを紹介し、多くの業界関係者から注目を集めた。楊氏は、専門ドローンで医療物資を配送すれば効率が大きく向上し、物流コストも削減でき、特に緊急医療物資の輸送で大きな効果を発揮すると述べた。
東莞市には23万社以上の工業企業があり、34の産業大分類と6万種以上の製品を網羅しており、応用シーンのイノベーションを生み出す環境が整っている。同市人工知能産業協会の陳朝暉(ちん・ちょうき)事務局長は、多くの革新的な応用シーンの開放は、産業・業界を積極的に導き、AI技術とより多くの生活応用シーンを結び付け、企業が技術革新と事業化を進めるのを促すと述べた。(記者/黄浩苑、膺璇)


