【地方競馬】ロックターミガンが京浜盃V 3馬身差の完勝で重賞初制覇 西村淳「パーフェクト!」
「京浜盃・Jpn2」(25日、大井)
雨中の決戦を制したのは2番人気のロックターミガン。3馬身差の完勝劇で重賞初制覇を決めた。1番人気のフィンガーが2着。この2頭が「第71回羽田盃・Jpn1」(4月29日・大井)への優先出走権をゲットした。3着には4番人気のカタリテが入った。地方馬上位の4着ゼーロス、5着サイカンサンユウにも同レースへの優先出走権が与えられた。
ドバイ断念の悔しさを大井競馬場で晴らした。ダート転向2戦目のロックターミガンが前走同様に楽々と、今度は初のタイトルをゲットした。
スタートこそ少し出負けしたが、二の脚を利かせてスッと2番手。逃げたアイリーズを2馬身ほど前に見ながら終始、絶好の手応え。ぬかるんだ馬場で他馬が押しながらの追走に対して、馬なりのまま4角手前で逃げ馬をかわして先頭へ。直線も鞍上のステッキに上手に反応してグイグイ末脚を伸ばす。最後は手綱を抑える余裕で3馬身差の完勝だ。
出迎えた陣営に馬上から両手を高々と掲げながら「パーフェクト!」と満面の笑みを見せた西村淳は、これが初コンビでの殊勲の星。「パドックで初めてコンタクトを取りましたが、返し馬でもいいフットワークだったし、普通なら勝ち負けになると思っていました」と揺るぎない自信を打ち明けた。自身にとっては2月の佐賀記念に続く交流重賞3勝目。南関東では2024年全日本2歳優駿に続く2勝目。この日は午前中から細かい雨が降り続くコンディションだったが「馬が速いから雨がよけてくれて、ぬれずに帰って来られました」と舌も滑らかだった。
UAEダービーへ向けて調整していたが、折からの中東紛争の影響で辞退するアクシデント。「(その分も)負けられない競馬だと思って臨みました」と石坂師も胸のつかえが降りたことだろう。デビュー4戦目の前走でダート初挑戦。2着にのちのサウジダービー4着馬、3着もJBC2歳優駿4着馬。これらに見事な逃げ切り勝ちはフロックではなかった。
堂々とタイトルを手に次は砂クラシック3冠に挑む。「(ドバイへ出国)検疫まで経験したのでメンタル面も強化されていたのでしょう。国内3冠を勝ちに行きたい」ときっぱり。現状、雲取賞を制して一歩リードのリアライズグリントに挑戦状をたたきつけた。
