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新型GTのプロトタイプ公開

メルセデスAMGは、最新世代のGT3レーシングカーの開発プログラムの一環として、『GTブラックシリーズ』の復活を正式に発表した。両モデルとも、以前公開された『コンセプトAMG GTトラックスポーツ』を発展させたものだ。

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AMGは、この新型車を「これまでで最も過激なブラックシリーズ」と位置づけている。現行GTの中でも特にサーキット志向のモデルとして設計された『GT 63プロ』を凌駕する存在ということになる。


ロードカー仕様(赤)とGT3レーシングカー(黄)は並行して開発されている。    メルセデスAMG

GT 63は最高出力585psと最大トルク81.5kg-mを発生する。GT 63プロでは611psと86.7kg-mまで引き上げ、0-100km/h加速タイムは3.2秒、最高速度は317km/hに達する。

AMGによれば、新型ブラックシリーズはそれをはるかに上回る性能を持つという。

エンジンも進化する見込みだ。AMGはすでに、『CLE』をベースとした限定生産モデル『ミトス』に、フラットプレーンクランクV8エンジンの改良版を搭載することを明らかにしている。このユニットが、新型ブラックシリーズにも搭載されると見られる。

アグレッシブなエアロとシャシー

2020年に発売された先代のGTブラックシリーズは、ツインターボチャージャー付き4.0L V8エンジンのフラットプレーンクランク版を採用し、最高出力730ps/6900rpm、最大トルク81.5kg-m/2000〜6000rpmを発生した。0- 100km/h加速は約3.2秒、最高速度は325km/hを記録し、当時の市販車としてニュルブルクリンクのラップレコードも更新した。

「過激」になるのはエンジンだけではない。新型GTブラックシリーズのプロトタイプには、現行GTよりもサーキット走行を重視した、アグレッシブなエアロパーツとシャシーセッティングが採用されている。


ロードカー仕様(赤)とGT3レーシングカー(黄)    メルセデスAMG

AMGによると、GT3レーシングカーと公道向けのロードカーは同じ起点から並行して開発されているという。空力、冷却、シャシーセッティングといった分野において、レースで培ったノウハウを市販車にも活かす狙いだ。

メルセデスAMGのミヒャエル・シーベCEOは、「AMG史上最も過激なブラックシリーズを開発しています。同時に、将来のGT3でモータースポーツにおける新たな記録を打ち立てたい。その基盤となるのが『コンセプトAMG GTトラックスポーツ』です。これは当初から単なるコンセプトカーではなく、技術実証車として開発されました」と述べている。

『ブラックシリーズ』の名称は、2006年以来、AMGの最も高性能な市販ロードカーに用いられてきた。『SLK 55 AMGブラックシリーズ』を皮切りに、少量生産のサーキット志向モデルとして展開されている。