昨年9月からアメリカ代表を率いるポチェティーノ監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 森保一監督は試合後、「現地で応援に来てくださった日本人の方々、朝から日本で応援してくれた方々、申し訳ない敗戦だと思います。すみません」と謝罪した一方、敵将はお願いをした――。

 日本代表が現地9月9日、名将マウリシオ・ポチェティーノが率いるアメリカ代表と敵地で対戦。ベストメンバーを組んだ3日前のメキシコ戦(0−0)から先発全員を入れ替えたなか、30分にアレックス・センデハス、65分にフォラリン・バロガンに得点を許し、0−2で完敗した。

 森保ジャパンアメリカ遠征を1分1敗で終えたのに対し、迎えた側のアメリカは韓国に0−2で敗れた後、日本を下して1勝1敗とした。

 もっとも、開催国として臨む北中米ワールドカップに向けて、ここまでの歩みは決して順調とは言えない。現地メディア『ESPN』によれば、国民から不満の声が噴出している状況を受け、ポチェティーノ監督は日本戦後にこう考えを示した。

「批判は私に向けられるべきで、選手には向けないでほしい。今後とも私を批判してほしい。批判し続けてほしい。だが選手には自由にプレーさせ、パフォーマンスを発揮させてほしい」
 
 53歳のアルゼンチン人指揮官は、トッテナムやパリ・サンジェルマン、チェルシーを経て、昨年9月に就任。ちょうど1年が経ったなか、「時間が必要だった。選手たちやスタッフが私たちを知り、適応する必要があった」となどと伝えた上で、会見の終盤で改めて批判に言及した。

「批判や意見は承知している。異なる視点から異なるものが見えることもあるからだ。こうした意見は我々にとって有益だ。この姿勢を続けてほしい。それが我々をより良くするからだ」

 欧州の名門クラブを渡り歩いてきたポチェティーノ監督の下、次の1年でさらに完成度を高めていくのか。日本としては来夏、アメリカでの借りをアメリカで返したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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