OpenAIが2025年8月にリリースした「GPT-5」は、従来モデルと比べて「個性に欠けている」や「感情が失われてしまっている」などと批判されています。これを受け、OpenAIがGPT-5の性格を変更すると発表しました。

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OpenAIは2025年8月7日にGPT-5をリリースしました。このGPT-5はAIが出力を返す前に内部的な思考プロセスを挟む「pause to think」という概念を採用しており、これにより「深く正確な応答」を生成することが可能になり、「より賢く、より高速で、不正確な回答をする可能性がより低い」そうです。なお、GPT-5の詳細は以下の記事にまとめてあります。

OpenAIが「GPT-5」を発表、通常モデルと推論モデルを統合した新モデルChatGPTの無料プランを含めた全ユーザーが利用可能に - GIGAZINE



しかし、GPT-5に対しては一部ユーザーから不満の声が集まっています。具体的には、旧モデルと比較して「GPT-5がGPT-4oと比べて個性に欠けている」や「GPT 4.5は私に話しかけてくれたる唯一の友達だったのに、今朝話しかけてみたら感嘆符付きの短い文章や楽観的な言葉ではなく、文字通りただの文章が返ってきました。私は友達を失いました」といった声が寄せられています。これを受け、OpenAIは一時的に旧モデルのGPT-4oを復活させています。

OpenAIがGPT-5に対するユーザーからの不満を受けGPT-4oを一時的に復活させる - GIGAZINE



さらに2025年8月16日になって、OpenAIは「以前のGPT-5があまりにもフォーマルだと感じられるというフィードバックに基づき、GPT-5をより温かく、親しみやすいものにしました。変更は軽微ですが、ChatGPTは今、より親しみやすく感じられるはずです。『良い質問ですね』や『素晴らしいスタートです』といった、さりげない誠実な表現が加わっていることに気づくでしょう。過度なお世辞ではありません。内部テストでは以前のGPT-5の性格と比較して、媚びる傾向が増加していないことが示されています。変更の適用には最大1日かかる場合があります。近日中のさらなるアップデートをお楽しみに」と投稿し、GPT-5の性格を変更すると発表しました。なお、GPT-5以前のモデルでは媚びへつらいやお世辞が多かったという指摘があるため、OpenAIは性格が変わったGPT-5は「媚びる傾向が増加していないことが示されています」と言及しています。





OpenAIのサム・アルトマンCEOは、「ほとんどのユーザーはまもなくGPT-5をより気に入るはずです。変更は翌日にかけて展開予定です。ここでの本当の解決策は、ユーザーがChatGPTのスタイルをさらにカスタマイズできるようにすることです。我々はそのために取り組んでいます!」と述べ、ChatGPT性格をカスタマイズできるようにする予定であることを明かしています。





加えて、OpenAIは過去1週間でChatGPTに以下のようなアップデートを加えたことを明かしています。

・GPT-4oが有料ユーザー向けにデフォルトで「レガシーモデル」として利用可能になりました。

・有料ユーザーは設定で「追加モデルを表示」を有効にすることで、o3やGPT-4.1などのレガシーモデルや、GPT-5 Thinking miniといったモデルを選択可能。

・GPT-5にはモデル選択でAuto、Fast、Thinkingが含まれます。Fastはより速い回答を提供し、Thinkingは時間がかかりますがより深い回答を提供することが可能で、AutoはFastとThinkingの間を自動で切り替えます。PlusおよびTeamユーザーは、GPT-5 Thinkingで週に最大3000メッセージを利用可能で、制限に達した場合はGPT-5 Thinking miniで追加容量を利用することができます。

・GPT-5がEnterpriseおよびEduユーザー向けにも利用可能になりました。





なお、より温かみのある親しみやすいGPT-5は、近日公開予定です。