多機能でセキュリティの高さを売りとしているメッセージジングアプリのTelegramが、イーロン・マスク氏のAI企業であるxAIとのパートナーシップを発表しました。このパートナーシップにより、TelegramアプリにxAIのチャットボットであるGrokが統合される予定ですが、マスク氏は「契約は成立していない」と主張しています。

xAI to pay Telegram $300M to integrate Grok into the chat app | TechCrunch

https://techcrunch.com/2025/05/28/xai-to-pay-300m-in-telegram-integrate-grok-into-app/

2025年5月28日、Telegramの創設者であるパーヴェル・ドゥーロフCEOが自身のXアカウントで「この夏、Telegramユーザーは市場最高のAIテクノロジーにアクセス可能となります。イーロン・マスク氏と私は、xAIのチャットボット・Grokを10億人以上のユーザーに提供するべく、すべてのTelegramアプリに統合するための1年間のパートナーシップ契約に合意しました。これにより、Telegramの財務状況も強化されます。xAIから3億ドル(約440億円)の現金および株式を受け取るほか、Telegram経由で販売されるxAIサブスクリプションの収益の50%を受け取ることができます。力を合わせれば勝利できます」と発信し、GrokをすべてのTelegramアプリに統合することをアナウンスしました。





一方で、マスク氏はドゥーロフ氏のポストに対して「契約は成立していない」と反応しています。





なお、xAIは2025年3月にTelegramのプレミアムユーザー向けにGrokをリリースしました。しかし、今回のパートナーシップ契約が実現すれば、今後はTelegramの全ユーザーがGrokを利用可能となります。





Telegramに統合されたGrokは、アプリ内のチャット一覧の最上部にピン留めすることが可能で、ユーザーは検索バーからGrokにいつでも質問することができます。なお、MetaはInstagramWhatsAppの検索バーに独自のチャットボットであるMeta AIを統合しているため、Telegramはこれにならった形となります

Telegramに統合されたGrokを使えば、文章を作成したり、チャット・リンク・ドキュメントを要約したり、ステッカーを自作したりすることも可能です。また、TelegramはGrokは企業からの質問への回答や、モデレーションの支援にも役立つと説明しています。