土曜プレミアム『世にも奇妙な物語35周年SP~伝説の名作 一夜限りの復活編~』タモリ(ストーリーテラー)©︎フジテレビ

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 『世にも奇妙な物語35周年SP』(フジテレビ系)が5月31日に放送される。『世にも奇妙な物語』は言わずと知れた、“奇妙”な短編ドラマを多数世に送り出し、時代を代表するような作家や脚本家、俳優とともに唯一無二の世界観を作り出してきた伝説的番組だ。

参考:『世にも奇妙な物語35周年SP』5月31日放送決定 レジェンドエピソードが一夜限りの復活

 2025年には放送35周年を迎えることを記念して、特にファンからの人気の高いエピソードを厳選して放送するという。ストーリーテラー(タモリ)が選んだ珠玉の5作品が復活するということで、すでにニュースサイトやSNSでは、自身のお気に入りエピソードを語るファンからのコメントが溢れかえっている。

 大手ニュースサイト「オリコン」「リアルサウンド」などの「Yahoo!ニュース」コメントの数を合わせると、放送情報が解禁された5月16日の午前中時点で約200件。中には複数人が推薦しているエピソードもあった。

 ここでは「リアルサウンド」に寄せられた「Yahoo!ニュース」コメントのうち、複数人が推している特に人気のエピソードを紹介しよう。果たして実際の放送で選ばれるのか……。

「懲役30日」 多くの視聴者にトラウマを植え付けたSF的傑作 「懲役30日」は本番組を代表するエピソードの一つだろう。

 死刑が廃止された未来世界で、連続殺人犯(三上博史)が「懲役30日」を言い渡される。犯人は刑の軽さに安堵するものの、刑期中の拷問は想像を絶するほど辛いものだった。

 なんとか30日の刑期を終えた彼が目を覚ますと、衝撃の事実を知らされる。実際のところ拷問は薬物により彼の脳内の仮想世界で行われていたに過ぎず、そればかりか体感時間を極限まで引き伸ばされていたために現実の時間では「5分」しか経っていなかったのだという。つまり実質的には「懲役720年」……。

 やがて本当の「刑期」を終え出所した彼の髪の毛はすべて白髪に生え変わり、痩せこけ変わり果てた姿に、かつての彼の相棒は気づかず通り過ぎてしまうのだった。

 本エピソードに対して、SNSでは「懲役30日はトラウマ回」「懲役30日は入ってますか!?」など、トラウマを喚起しながらも再放送を期待するファンからの声がみられる。

 「死刑の廃止」や「ドラッグ」「仮想世界」など、あまりにも時代を先取りしていた同エピソードは視聴者の心に残り続けていたようだ。現在では、よりリアリティのある社会問題にもなりかねないこれらのトピックを扱った同エピソードが現代に復活したならば、どんなことを問いかけるのだろうか。

「ロッカー」 織田裕二がスクラップに…… 筆者が確認した限り、最も多くの視聴者(52件中4名)が挙げていたのが「ロッカー」だ。殺人を犯してしまった産業スパイ・悟(織田裕二)が現場にあったロッカーに隠れるも、廃棄処分だったそのロッカーとともにスクラップにされてしまうという物語だ。

 筋書きは単純ながら、ロッカーという密室の閉塞感、随所に差し込まれる被害者の笑顔のカット、そしてそのロッカーの持ち主が被害者であったという設定が、短編ドラマのコンパクトさを生かした秀逸な展開に仕上がっている。

 コメントには「ホラー系が1番印象に残る」「織田裕二のロッカーが最強」といった声が寄せられていた。こちらも本番組を代表する傑作の一つだろう。

「夜汽車の男」「13番目の客」など、記憶に残り続ける“世にも奇妙な”エピソード そのほか、「夜汽車の男」「23分間の奇跡」「13番目の客」「時の女神」「ハイ・ヌーン」などをあげるコメントがみられた。

 語りはじめればキリがないが、推しエピソードのコメントが今後も増えていくことだろう。

 ちなみにタモリのお気に入りは「ズンドコベロンチョ」だという。果たして5月31日に実際に放送されるのはどのエピソードか。(文=徳田要太)