2023年11月に、アメリカ・ワシントンD.C.で男性が車やスマートフォンなどを奪われる事件が発生しました。その際、盗んだスマートフォンiPhoneではなくAndroidだったことに気付いた強盗犯は、男性にスマートフォンを返却したとのことです。

Thieves rob DC Uber Eats driver, reject stolen android phone for not being iPhone | KATV

https://katv.com/news/nation-world/uber-eats-robbed-thieves-carjacking-stolen-auto-dc-14th-street-clifton-northwest-metropolitan-police-department-iphone-android-guns-black-bmw-food-delivery



Thieves return Android phone when they realize it's not an iPhone

https://9to5mac.com/2023/12/04/stolen-android-phone-returned-iphone/

事件が起こったのは2023年11月のある日の早朝でした。あるカップルが駐車場に自身の車を止めたところ、銃を持った覆面の男2名がカップルの男性に近づき、ポケットの中身や車の鍵、スマートフォンなどを奪いました。

鍵を盗んだ強盗犯はそのまま車を盗み、車に乗り込んで走り去ろうとしました。



しかし、強盗犯は盗んだ車で走り去る直前、男性から盗んだスマートフォンを確認。車から降りた強盗犯の1人が男性にスマートフォンを返却したとのこと。

カップルの女性は「スマートフォンを見た強盗犯は『あれ、これはAndroidだった!』と驚いている様子でした。まるで『我々はAndroidではなくiPhoneを望んでいる』という感じでした」と語っています。

強盗犯による犯行は一瞬の出来事だったものの、女性は「私の人生をひっくり返すような出来事でした」と述べています。また、盗まれた車について「この車を使ってUber EatsやInstacartの業務を行うことで生計を立てていました。あの車が私たちの収入源でした」と振り返っています。



一方でワシントンD.C.での車両盗難事件は減少傾向にあり、ワシントンD.C.警察署長のパメラ・スミス氏は「カージャックの発生件数は2023年7月以降、7%減少しています。また、武器を使った暴力犯罪は6%、車両盗難事件は11%減少しました」と報告しています。