強風で倒れた高雄市内の街路樹

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(台北中央社)中央災害対策センターは28日、台湾に接近した台風5号による被害について、午前9時までに1人が死亡、7人がけがをしたと発表した。また南部の台南市や高雄市を中心に街路樹が倒れたり、インフラ施設が損壊したりするなどの被害が出たとしている。

26日には東部・花蓮県秀林郷の川で女性が溺れ、死亡した。27日には台湾海峡の離島、澎湖県馬公市で釣りをしていた男性が、高波の影響で転倒し、病院に搬送された。台南市では走行中のスクーターが転倒する事故が4件起きた。

午前8時までに全国で確認された被害は1720件に上ったとしている。

また南部では午後2時から同5時までが満潮の時間帯になるとして、浸水被害に注意を呼びかけた。

台風の影響で避難した人は、午前8時までに高雄市や台南市、東部・台東県などで6392人に達した。

台湾電力によると、午後5時時点では全国で1万5556戸が停電しているとして、復旧を急いでいる。

行政院(内閣)農業委員会食糧署は農作物などの被害について、午前11時までに2663万台湾元(約1億1900万円)に達したと発表。うち花蓮県が約9割を占め、スイカやコメが被害を受けたとした。

(曽智怡、楊淑閔、劉建邦/編集:齊藤啓介)