理想の休日数は「週休3日」!

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 働き方についての改善が進んできた昨今。実際はどれくらい“休日”が取れているのかが気になるところだ。そこで今回は、休日や有給休暇をうまく活用できているのか、また休日をどのように活用しているのかなどの実態を調べた、楽天インサイト「休暇に関する調査」の結果を紹介していきたい。

【写真】休日が“増えてほしい”理由は? <休暇に関する調査結果>

■「趣味の時間を増やしたい」が多数

 今回発表された「休暇に関する調査」は、4月5日(水)から4月6日(木)の期間、全国に住む20歳〜69歳の会社員と会社員管理職の男女1000人を対象にアンケートを実施したもの。

 まず「現在の勤め先の休日数」を質問したところ、「週休2日」が90.3%と最も多く、次いで「週休1日」となった。加えて、勤め先の休日数が「増えてほしい」と回答した人は67.4%おり、その回答者に理想の休日数を聞いたところ「3日」が78.0%と最も多い結果となった。

 続いて、休日が「増えてほしい」と回答した人にその理由を聞くと、49.6%が「趣味の時間を増やしたいから」と回答しトップに。性別でみると、女性は「体が休まらないから」、「気持ちがリフレッシュできないから」が男性と比較して10ポイント以上高く、休日に心身のケアを優先している傾向がみられた。

 「休日の過ごし方」についての質問では、「自宅で過ごしたい派」が60.9%で、「自宅以外で過ごしたい派」よりも多い結果となった。ただし、女性20代は「自宅以外で過ごしたい派」が47.6%で、全体より5ポイント以上高くなっており、ほかの世代に比べてアクティブなことが伺える。

 さらに「休日の主な過ごし方」に関しては、「ゆっくり寝る」が25.6%と最も多く、女性は「買い物」、「家事」、「友人・知人との時間」が全体より5ポイント以上高かった。

■休日前夜は「普段よりも遅く寝る」が4割

 次に「休日前夜の就寝時間」について問うと、「普段よりも遅く寝る」と「どちらかといえば普段よりも遅く寝る」の合計が47.5%で、「普段よりも早く寝る」と比較して、35ポイント以上高くなった。

 なかでも女性20代と40代では「普段よりも遅く寝る」計が6割を超え、全体より10ポイント以上高く、対して男性20代は「普段よりも早く寝る」が20.5%で、全体より5ポイント以上高いという、性年代での差もみられた。

■2日以上の有給休暇は取りにくい傾向

 調査では、「有給休暇の取得のしやすさ」についても質問。1日以内の有給休暇を「取得しやすい」と回答した人は74.6%に対し、2日以上連続の有給休暇を「取得しやすい」と回答した人は47.1%で、2日以上の有給休暇に取りにくさを感じている傾向がみられた。

 さらに「2日以上連続の有給休暇を取得しにくい理由」を聞いたところ、「自分が休むと同僚に負担がかかるから」が32.7%で最も多く、周囲への影響を考えて、長い有給を気軽に取得できずにいるようだ。

 そして、「有給休暇の主な過ごし方」を質問したところ、「旅行」と回答した人が27.3%で最も多く、「家族との時間」、「ゆっくり寝る」が続いた。性別でみると、女性は「旅行」、「買い物」、「友人・知人との時間」が全体より5ポイント以上高い一方で、「スポーツ・トレーニング」は全体より5ポイント以上低い結果となった。

【「楽天インサイト『休暇に関する調査』」概要】
調査期間:4月5日(水)〜4月6日(木)
調査対象:全国に住む20歳〜69歳の男女1000人