日本はPK戦の末にイラクに敗れ、ベスト4敗退に終わった。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

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 U-20日本代表は3月15日、U-20アジアカップの準決勝でU-20イラク代表と対戦し、2−2で突入したPK戦で、3−5で敗れた。

 3連勝でグループステージを首位通過した日本は、準々決勝でヨルダンに2−0の快勝。上位4か国に与えられるU-20ワールドカップ出場権を手にした。次に狙うのは、2016年以来、2大会ぶりとなるアジア制覇だ。

 ファイナル進出を懸けた準決勝のイラク戦。日本は立ち上がりから決定機を創出する。5分、安部大晴のスルーパスに反応して中央を抜け出した横山歩夢のシュートはゴール左に外れる。

 ボールを保持して主導権を握るも、セットプレーで痛恨の失点。12分に右CKからアリ・ジャシムにヘディングで決められ、先制を許す。

 リードしてさらに勢いの出たイラクに、ボックス内まで進入される回数が増える。27分、ペナルティエリア内から放たれたコントロールシュートをゴール前で高井幸大が頭でブロックするなど、粘り強く守る。

 自分たちの攻撃時には、アタッキングサードでテンポ良くパスを回して相手を揺さぶり、ゴールに迫る。しかし、ラストパスが思うように繋がらず、得点のないまま1点ビハインドで前半を折り返した。
 
 後半開始から松木玖生、永長鷹虎、熊田直紀と一気に3人を投入。50分に右サイドから仕掛けた永長の浮き球のパスに、ゴール前で松木が飛び込む。これはオフサイドの判定となる。

 ボールを奪ってから速攻を狙う日本は、相手の素早いプレスに苦戦。思うように前進できない時間が続く。それでも83分、ついに同点に。ペナルティエリア右で受けた永長が相手DFを巧みにかわし、左足の狙いすましたコントロールシュートをファーサイドのネットに突き刺した。

 追いついた日本だが、1−1で突入した延長戦前半の103分に失点。途中出場のモハメド・ジャミールに勝ち越し点を決められるも、後半の118分に今大会5点目となる熊田のゴールで再び同点とする。しかし、迎えたPK戦に3−5で敗れ、ベスト4敗退に終わった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

AFC U20 アジアカップ ウズベキスタン 2023
決勝戦
2023年3月18日(土)23時キックオフ
DAZN独占配信

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