【川崎|ポジション別最新序列】谷口が抜けたCBの穴を埋めるのは? U-18時代の同期コンビ、宮代&山田の“伸び”にも注目
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【GK】
2016年に加入して以来、譲っていないチョン・ソンリョンの正守護神の座を脅かす存在が現れた。昨季は京都で正GKを務めた、足もとの技術にも優れる上福元直人が加入。チョン・ソンリョンが1番、上福元が99番と背番号は対極な2人が盤石の守りを固める。
【DF】
ポイントは、昨季まで主将を務めた谷口彰悟が抜けたCBの穴を誰が埋めるか。ジェジエウの相棒の筆頭候補は車屋紳太郎。さらに昨季からプロ契約を結ぶ高井幸大、高井と同期でU-18から昇格した松長根悠仁、そして昨年7月のE-1選手権で日本代表としてデビューした大南拓磨が柏から加わり、年齢のバランスも取れた構成となった。
右SBの本職は山根視来しかいないが、本来は中盤の選手である松井蓮之や大南など、ユーティリティ性を持つ選手が揃うため心配はない。
左SBでは、谷口から背番号5を引き継いだ佐々木旭の心身の変化に注目。鬼木達監督は布陣変更への挑戦も示唆しており、今季は場合によって3バックへの対応も求められるかもしれない。
【MF】
中盤に新たに加わったのはU-18から昇格した大関友翔のみで、顔ぶれに変化がない。だからこそ、進化に期待したい。
鍵は「2年目の開花」となりそうだ。マルシーニョが公式戦1得点に終わった加入1年目を経て、2年目の昨季は14得点と急成長したように、川崎の戦術に慣れるまでには時間が必要だが、慣れてしまえばブレイクは近い。
今季、その役回りはインサイドハーフのチャナティップと瀬古樹。また、中村憲剛氏から背番号14を引き継いで2年目となる脇坂泰斗の、絶対的な主軸への成長にも期待が高まる。
最激戦区はアンカーで、ボール奪取力に優れ、キャプテンの大役を託された橘田健人、大島僚太、そしてジョアン・シミッチが候補。J屈指の豪華なラインナップだ。
【FW】
1トップはベテラン2人、若手2人の構図。タイトル奪還への“GO砲”を鳴らすのは、期限付き移籍から3季ぶりに復帰した22歳の宮代大聖か。
ベテラン2人はレアンドロ・ダミアンが右足関節の手術で、小林悠が左足小指の骨折で、開幕戦に間に合わない可能性が極めて高い。宮代と、桐蔭横浜大から新加入の山田新は川崎U-18時代に2トップを組んでいた同期。切磋琢磨がもたらす伸びにも注目したい。
両ウイングの主力候補は昨季と変わらず、マルシーニョと家長昭博。左には湘南から瀬川祐輔、そして履正社高から名願斗哉が加わった。名願は「ポスト三笘」との呼び声が高い期待の新人。FWの約半数は23歳以下の若手で、突き上げが優勝への勢いに直結しそうだ。
取材・文●波多野詩菜(スポーツニッポン新聞社)
【布陣図】2023年シーズン J1全18クラブのポジション別最新序列
