森保一監督がヨーロッパ視察から帰ってきて記者会見し、13人の選手(※)と直接会って話が出来たと語っています。その会った選手の中に中島翔哉の名前があり、僕はうれしくなりました。

森保ジャパンがスタートしたころ、中島は中心選手として活躍し、彼を中心にゲームが動いていたと言っても過言ではありませんでした。その後、ケガやチーム状況、移籍などでプレーできない時期がありましたが、待ち望まれている選手で間違いないと思います。

現在、日本代表では左サイドとして定着している選手はいません。南野拓実は本来中央から飛び出すのが得意な選手で、サイドで仕掛けるタイプではないため、右サイドに比べると左サイドは起点を作りづらくなっています。

中島が本来の調子に戻れば、左右に起点を作ることが可能になり日本代表の攻撃は両翼で活性化できます。また、ボールキープ力に優れる中島がいればサイドバックは安心して上がっていけるので攻撃力は増すでしょう。

しかも中島は長友佑都との相性が抜群でした。相手を引き付けておいて長友が飛び出す時間を作り、そこにパスを出すという関係性は現在の日本ではあまり見られないものです。中島がいることで左サイドはスムーズに機能します。

森保監督は中島の様子を「まだ個のドリブル突破で局面を打開していくのを全面的には出せていない」としつつも、「ケガから復帰してまだ半年も経たないと思うがコンディションが上がっているのは確認できた」「特長である攻撃に絡むところではサンタ・クララとの試合でアシストを見せた」と手応えを感じたようです。

中島にはがんばって調子を元に戻してほしいと思います。そうして日本代表がさらに力をつけてほしいと願っています。


※編集部註 13人の内訳は、吉田麻也、古橋亨梧、旗手伶央、前田大然、井手口陽介、香川真司、冨安健洋、久保建英、守田英正、田川亨介、中島翔哉、中村航輔、鎌田大地