中国のポータルサイトに、日本のアイドルグループAKB48の元メンバーであり、現在は女優として活躍している大島優子さんについて「その芸能人としての品性、道徳心を中国の若い芸能人は学ぶべきだ」とする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のポータルサイト・網易に20日、日本のアイドルグループAKB48の元メンバーであり、現在は女優として活躍している大島優子さんについて「その芸能人としての品性、道徳心を中国の若い芸能人は学ぶべきだ」とする記事が掲載された。
 
 記事は、大島さんについて1988年生まれの女優で、AKB48メンバーだったアイドル時代から若い世代を中心として高い人気を誇ってきたと紹介。グループを卒業して女優に専念して以降、演技に対する評価も高まっていることを伝えた。

 また、大島さんが視聴者やファンからだけではなく、芸能界の内部やメディアからも高い評価を受けていると説明。「アイドル、役者いずれでも活躍してきた人気タレントでありながら、非常に親近感がある」、「太陽のような笑顔で、周囲を明るく照らす」といった意見や、どんなに疲れていても、たとえ高熱を出していたとしてもサービス精神を忘れないという声も聞かれると紹介した。
 
 その上で、高い実力を備えつつ、常にファンや周囲の人たちを楽しませたり喜ばせたりする気持ちを忘れない大島さんの姿勢について「その芸能人が備えるべき品性と道徳心は、中国の一部の若い芸能人が学ぶに値する」と伝えた。
 
 中国では近ごろ、当局による芸能界に対する監視の目が厳しくなっている。ファンによる行き過ぎた行為や、それらの行為を助長するような芸能事務所やネット上のプラットフォームの活動に対する取り締まりと、芸能人の職業道徳、愛国心に対する管理が主な内容だ。ネット上では「芸能人とはどうあるべきか」という議論が繰り広げられており、今回、大島さんの姿勢を評価するような文章が出現したのも、その一環と言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)