日本人で「三国志」が長く愛される4つの理由=中国メディア
記事は、「もし自分が2000年代生まれで、小さい頃から日本の三国志ゲームシリーズに夢中になっていたら、三国志は日本で書かれたものと真剣に思うかもしれない」とした上で、日本人が以前より三国志をこよなく愛していることを伝えた。
また、かつて日本の作家・吉川英治が「三国演義」を踏まえ、オリジナルの設定を一部加えて新しい「三国志」を著し、日本を代表する「三国志」小説の一つになったことを紹介。他国の古典文学を再考して新しいバージョンを書くというのは決して簡単な作業ではないにもかかわらず、「日本人はそれをやってのけたのである」とした。
その上で、日本人がこれほどまでに三国志を愛する理由について4つのポイントを挙げている。1つめは、日本人が英雄を崇拝する国民性を持っていることとし、群雄割拠の三国時代は実にたくさんの英雄が現れては消えていった時代であり、この時代を描いたストーリーは日本人の「ヒーロー欲求」を満たすものであると伝えた。
次に、三国時代に生まれた様々なエピソードや人間模様、そして、戦闘の数々が日本人の心を捉えてやまない点を挙げた。3つめは「軍国的思想の延長」とし、数十万という兵士が繰り広げる壮大な戦争は、武道や軍事を重んじる日本人にとって「読んでいるだけで血湧き肉躍る」のだと論じている。
そして、最後の4つめとして、三国時代が日本の戦国時代に似ていることを指摘した。始めは取るに足らない人物が、優れた能力によって勢力を拡大し天下統一まであと一歩まで迫るものの、最終的には他の人物が天下統一を成し遂げるという点で、織田信長と曹操が歩んだ人生は似ていると説明するとともに、信長と豊臣秀吉は曹操と曹丕、信長と徳川家康の関係は曹操と司馬懿に通じる部分があると紹介。「似たような歴史的背景と人物が、日本人を特に三国志の世界へとのめり込みやすくしている原因かもしれない」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
