かつて中国で生まれた思想や文化は日本にも伝来し、いまなお日本人の考え方に影響を与えていると言えるだろう。中国メディアは、日本に影響を与えた「陽明学」について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 かつて中国で生まれた思想や文化は日本にも伝来し、いまなお日本人の考え方に影響を与えていると言えるだろう。中国メディアの百家号は23日、日本に影響を与えた「陽明学」について紹介する記事を掲載した。王陽明が起こした儒教の一派が、いかに日本に大きな影響を与えたかを説明している。

 陽明学は、日本には朱子学に続いて江戸時代に伝来してきたが、朱子学が「知」の学問と言われるのに対して、陽明学は「心」の学問と言われている。記事は、中国国内だけではなく、海を渡って日本でも受け入れられ、日本を変える革命家にも影響を与えたと誇らしげに伝えている。

 日本の著名人のなかでは、どんな人が陽明学の影響を受けたのだろうか。記事は、海軍大将の東郷平八郎や、維新の三傑(さんけつ)で知られる西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、それに当時の政治界・商業界のエリートは「ほとんどが陽明学を学んでいた」と紹介している。「ほとんど」というのは言い過ぎだとしても、幕末の維新運動が陽明学の影響を受けたことはよく知られている。

 また記事は、現代の実業家のなかにも陽明学を愛する著名人がいると紹介。中国由来の思想である陽明学は、「何百年にもわたって日本人に崇拝されてきた」と大げさに自賛した。一部の日本人が陽明学に傾倒した理由について、「聖人、つまり人格者を目指す」という考え方が受けたのではないかと分析している。
 
 倒幕に影響を与えたということは、ある意味日本の歴史を変える一助になったとも言えるだろう。記事はかなり誇張して伝えているが、日本には中国から伝来してきたものが多く、日本と日本人に与えた影響が大きければ大きいほど、中国人にとっては誇らしいようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)