悠久の歴史と豊かな文化を持つ中国。しかし、文化輸出という面で中国にはまだまだ努力の余地があるようだ。中国メディアの網易はこのほど、中国はもっと文化輸出に力を入れるべきだとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 悠久の歴史と豊かな文化を持つ中国。しかし、文化輸出という面で中国にはまだまだ努力の余地があるようだ。中国メディアの網易はこのほど、中国はもっと文化輸出に力を入れるべきだとする記事を掲載した。

 記事は、「大国として台頭することと、文化輸出は密接な関係にある」と分析。古代ローマ帝国が繁栄した時代、ラテン語が欧州全体で使用され国教のキリスト教が広まったことを引き合いに出し、大国として台頭したローマの文化輸出が成功した結果だったと論じた。その後、フランスが強くなるとフランス語が広まり、英国が「日の沈まない国」になると英語が世界中に伝わり、現在では強国である米国の文化が世界中に大きな影響を与えていると指摘している。

 こうした文化輸出の背後には「国家の強さと自信」があると分析。それで中国も強大となり台頭していけば、世界中の国に文化的影響を与えることは自然な流れだと論じた。そうなれば、世界中で中国文化が見られるようになるばかりか、多くの外国人がネットを通して中国の生活様式を評価して憧れるようにさえなるはずとした。

 記事によると、すでに中国のファンタジー小説や武侠アニメ、時代劇など中国の特色を反映した作品が世界中で注目されているそうだ。それで、台頭して強大になってきた中国が、経済大国に見合うだけの文化大国としての地位を築いていくようなるのは当然のことだと指摘する一方、文化輸出の上手さという点では日本と韓国の方が上であり、日韓のように自ら積極的に文化を発信していく努力も求められると論じた。

 古代中国の文化輸出力は非常に強く、日本も大きな影響を受けてきたが、現代中国の文化面における影響力は極めて限定的なのが現状だと言えるだろう。この点ではむしろ日本の方がクールジャパン戦略などを通してうまく海外へ発信しているのは間違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)