突然の“コロナ休校”に見舞われ、生活が一変した思春期の学生たち。小学生から大学生・保護者向けの性教育をテーマに講演活動も行っている開業助産師・櫻井裕子さんは、コロナ禍の中でも思春期男子からの性に関する相談に答え続けている。

 『Wの悲喜劇 〜日本一過激なオンナのニュース〜』(ABEMA)では、2時間スペシャル番組として『コロナ時代の性教育』を配信。若者世代・母親世代・LGBTの方々をゲストとして招き、討論した。

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 学校では教えてくれない思春期男子の“性の悩み”に答え続けてきた櫻井さんは、思春期男子たちが持つ性の知識について「曖昧でデタラメ」だと指摘。日本における主な避妊方法は、コンドームと低用量ピル、IUS・IUD(子宮の中に入れる小さな器具)だ。しかし、櫻井さんによると、思春期男子の多くはコンドーム以外の避妊方法を知らないのだという。

 渋谷のホテル街を通行する若者に対して、コンドームを配布する啓蒙活動を行っているYouTuberのまーちんさん(20歳・男性)も「避妊にはコンドームってイメージしかなかった」と率直な意見を述べる。

 櫻井さんは「コンドームは避妊に関しては失敗率が高い」といい、「失敗率」とは100人の女性がその避妊法で避妊したとき、1年間のうちに妊娠してしまう割合のことで、コンドームの失敗率は約2%〜15%なのだという。

 避妊はコンドームを使用するよりも低用量ピルを服用したほうが安全性も高く(飲み忘れが無ければ失敗率は0.3%)、性感染症予防の観点からコンドームと低用量ピルの両方を活用した避妊を櫻井さんは推奨している。

 避妊、性感染症予防以外にも気をつけるべきこととして「性的同意」を挙げる櫻井さん。性的同意とは性的な行為に対してお互いの意思を確認することで、櫻井さんは「同意の取り方があまり丁寧じゃない(人が多い)」と憂いた。

 いったい「性的同意」を知っている若者は、どれくらいいるのだろうか。前述のYouTuber・まーちんさんは「相手の家に行けたらもう性的同意が取れているような気がしてしまう」と話す。しかし、相手の家に行って相手から「そんな気はなかった」と拒否された経験もあり、その相手とは気まずくなって、「そのまま疎遠になってしまった」という。

 櫻井さんは「そのときになって意思の確認をするから気まずくなってしまう」と説明。事前に「こういうときはこうする」と話し合いが両者の間で蓄積されていれば、気まずくならなかったはずだと語った。
(ABEMA/「Wの悲喜劇 〜日本一過激なオンナのニュース〜」より)