ラグビー日本代表の稲垣啓太【写真:荒川祐史】

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今大会の名言をピックアップ、稲垣の「お金じゃない」発言も選出

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は南アフリカの3大会ぶりの優勝で幕を閉じた。今大会ではホスト国の日本が躍進。勇敢な攻撃ラグビーでアイルランド、スコットランドというティア1の強敵を次々に倒し、史上初の8強進出を成し遂げた。大会中に世界中に感動を与えた日本代表戦士の日当が100ドル(約1万円)とジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)が明かしたが、大会公式サイトではPR稲垣啓太の“男気語録”を今大会の名言に選出。日本男児の意地が高く評価されている。

 名勝負と美しいエピソードを残した44日間の熱闘の日々がついに幕を閉じた。大会公式サイトでは今大会の名言集を特集した。ブレイブ・ブロッサムズの最前線で体を張り続けた“笑わない男”としても知られる、稲垣が大会中に残した一言も改めて紹介されている。

「僕らはお金が欲しくて、日本代表として動いているわけではない。僕らなりに信念があって動いている」

 特集では「W杯のキャンプ中、日本代表の選手たちの日当は1日100ドルとコーチのジェイミー・ジョセフがコメントしたことに対し、PRのケイタ・イナガキが回答したもの」と紹介。ジョセフHCはA組最終戦のスコットランド戦前に選手の代表期間中の日当を明らかに。報酬額は海外でも注目を集めた。

 国の威信を背負い、名勝負で列島に感動を呼んだ稲垣の「お金じゃない」という男気発言は今大会屈指の名言に選ばれるに相応しい重みがあった。(THE ANSWER編集部)