Appleが10.5インチの「iPad Air」(第3世代)と7.9インチの「iPad mini」(第5世代)を2019年3月18日付けで発表しました。これによりiPadシリーズは「iPad Pro(大・小)」「iPad Air」「iPad」「iPad mini」という4モデル5サイズの展開になり、一体どれがいいのか分からない……という状況の人もいるはず。そんな人のためにApple関係の情報メディア9to5MacがそれぞれのiPadはどう違うのかという比較を行っています。

Which iPad should you buy? Here’s how the new iPad Air compares to the rest of the lineup - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2019/03/18/ipad-air-mini-lineup-compare/



◆ディスプレイ

ディスプレイサイズ、解像度、PPI、ディスプレイの明るさ、True Tone、P3カラー、ProMotionテクノロジー、フルラミネーションディスプレイ、反射防止膜といった仕様の有無は以下のような感じ。新たに登場したiPad AiriPad miniのいずれも、ProMotionテクノロジー以外はiPad Proと仕様を同じくしており、P3カラーをサポートしているのでより広い色域をサポートするのも特徴。一方で9.7インチのiPadは他のモデルが持つ多くの特徴を持っていません。



なお、ProMotionテクノロジーについてAppleは、「最大120Hzのリフレッシュレートを提供し、流動的なスクロール、優れた応答性、滑らかなモーションコンテンツを実現します」と説明しています。

◆プロセッサー&ストレージ

新登場したiPad AiriPad miniの大きな特徴に、チップが刷新されA12プロセッサが搭載されていることが挙げられます。第4世代のiPad miniはA8チップを使っていたことを考えてもこれは大きな違いです。また、9.7インチのiPadはストレージが32GBか128GBかの2択ですが、新機種2つは64GBか256GBかの2択です。

以下が比較一覧。上からプロセッサー、ストレージ、RAM、Touch ID、Face ID、Apple Pencelの互換性、キーボードの互換性となっています。新機種2つは3GBのRAMを搭載しているとみられており、新たに第一世代のApple Pencelに対応するようになりました。iPad miniはBluetoothキーボードのみの対応ですが、iPad AirはAppleのSmart Keyboardにも対応しています。iPad Pro以外でSmart Keyboardが使えるのはiPad Airのみ。



◆サイズ・重さ・バッテリー寿命

バッテリー寿命に関しては、いずれの端末も一度の充電で「10時間までのウェブ・ムービー・音楽の使用」が可能。バッテリー寿命・重さ・高さ・幅・厚みの比較は以下のとおり。



◆価格

Appleの公式ページによるとiPad Airは64GB、Wi-Fiモデルが税別5万4800円からで、Wi-Fi+Cellularモデルが税別6万9800円から。そしてiPad miniは64GB、Wi-Fiモデルが税別4万5800円からで、Wi-Fi+Cellularモデルが税別6万800円からとなっています。以下の表を見てみると、iPad Airは同じ仕様のiPad miniよりも大体100ドル(約1万1000円)ほど高いイメージです。



細かな点でいうと、iPad ProはLightning端子ではなくUSB Type-Cに対応し、ヘッドフォンジャックを搭載していませんが、その他のiPadモデルは新機種を含めてUSB Type-C非対応のヘッドフォンジャック搭載。またiPad Proは12メガピクセルのカメラを搭載し60fpsの4Kムービーが撮影できますが、iPad、iPad miniiPad Airはいずれも8メガピクセルのカメラでムービー撮影は最高1080pとなっています。