全米オープンのテニスコートが青い理由、知ってますか?
さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。9月1日(土)放送のテーマは「テニス」。今年はBIG4と呼ばれる男子の強豪選手が約1年ぶりに揃い、日本の錦織圭選手や大坂なおみ選手にも注目が集まっている「全米オープンテニス」。今回はテニスコートについて、TOKYO FMの番組の中で詳しい方に教えていただきました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2018年9月1日(土)放送より)

◆「全米オープンのコートはなぜ青い?」
スポーツサーフェス株式会社顧問 羽鳥昇さん
── テニスコートには、いくつか種類がありますが。
全米と全豪で使われているのがハードコート。ハードと聞くと「硬い」というイメージを思い浮かべると思いますが、確かに下はアスファルトコンクリートなので、道路と同じです。でも、その上にアクリル樹脂を何層も塗って仕上げるので、道路と同じ硬さではありません。昔からあるクレーコートに較べれば硬いという意味でもハードと呼ぶのでしょう。
クレーコートは世界中にあります。日本はもちろん、アメリカ、ヨーロッパなど各地にあるので、その特徴も場所によってさまざまです。その中でも特に有名なのは、全仏オープンのレッドクレーですね。見た目にも非常に鮮やかな赤色をしていますが、あれはレンガの赤色です。レンガを細かく砕いた土を敷き詰めていると考えてください。
天然芝は、おそらくみなさんウィンブルドンでしか見たことがないでしょう。日本国内では天然芝のコートは九州に1ヵ所だけですから。佐賀県のあるクラブが頑張って天然芝のコートを維持されているのですが、気象条件に左右される天然芝のコートは維持するのが本当に大変なんです。世界的にも減る傾向にあります。
── コートの違いはプレーにどんな影響を与えるのでしょうか?
ハードコートは球足が速く、バウンドが高いと言われます。均一性がとても高く、イレギュラーなバウンドが少ないのも特徴です。クレーコートは球足が遅く、中程度のバウンドの高さ。そして強く踏むとそこが凹んだりして、イレギュラーが多くなります。天然芝は短く刈り込んであるので球足が非常に速いコートです。バウンドは低く、あまり上がらないので、サービスが強い選手に有利だと言われています。
選手はプレースタイルによってコートの得意不得意があって、たとえばラファエル・ナダルは全仏オープンを何連覇もしているくらいクレーコートを得意にしています。ただし、世界のトップ選手たちはあらゆるコートに合わせたプレーをすることで成績を残しているので、それができて一流なのでしょう。
全米オープンの青いコートは『デコターフ』という商品名のハードコートです。実は、色は自由に選べるので、昔は濃い緑色でした。それを判定のしやすさやテレビ映りを良くしようと、アメリカのテニス協会とメーカーが7年もかけて研究して、今の色になったそうです。そして全米オープンがこの色を採用したら、わずか2年でアメリカ中のハードコートがこの色になったのだとか。それくらいテレビで観ていて映えますよね。
TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。
あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。9月15日(土)放送のテーマは「月見」。お聴き逃しなく!
<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/garage
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2018年9月1日(土)放送より)

※写真はイメージです。
◆「全米オープンのコートはなぜ青い?」
スポーツサーフェス株式会社顧問 羽鳥昇さん
── テニスコートには、いくつか種類がありますが。
全米と全豪で使われているのがハードコート。ハードと聞くと「硬い」というイメージを思い浮かべると思いますが、確かに下はアスファルトコンクリートなので、道路と同じです。でも、その上にアクリル樹脂を何層も塗って仕上げるので、道路と同じ硬さではありません。昔からあるクレーコートに較べれば硬いという意味でもハードと呼ぶのでしょう。
クレーコートは世界中にあります。日本はもちろん、アメリカ、ヨーロッパなど各地にあるので、その特徴も場所によってさまざまです。その中でも特に有名なのは、全仏オープンのレッドクレーですね。見た目にも非常に鮮やかな赤色をしていますが、あれはレンガの赤色です。レンガを細かく砕いた土を敷き詰めていると考えてください。
天然芝は、おそらくみなさんウィンブルドンでしか見たことがないでしょう。日本国内では天然芝のコートは九州に1ヵ所だけですから。佐賀県のあるクラブが頑張って天然芝のコートを維持されているのですが、気象条件に左右される天然芝のコートは維持するのが本当に大変なんです。世界的にも減る傾向にあります。
── コートの違いはプレーにどんな影響を与えるのでしょうか?
ハードコートは球足が速く、バウンドが高いと言われます。均一性がとても高く、イレギュラーなバウンドが少ないのも特徴です。クレーコートは球足が遅く、中程度のバウンドの高さ。そして強く踏むとそこが凹んだりして、イレギュラーが多くなります。天然芝は短く刈り込んであるので球足が非常に速いコートです。バウンドは低く、あまり上がらないので、サービスが強い選手に有利だと言われています。
選手はプレースタイルによってコートの得意不得意があって、たとえばラファエル・ナダルは全仏オープンを何連覇もしているくらいクレーコートを得意にしています。ただし、世界のトップ選手たちはあらゆるコートに合わせたプレーをすることで成績を残しているので、それができて一流なのでしょう。
全米オープンの青いコートは『デコターフ』という商品名のハードコートです。実は、色は自由に選べるので、昔は濃い緑色でした。それを判定のしやすさやテレビ映りを良くしようと、アメリカのテニス協会とメーカーが7年もかけて研究して、今の色になったそうです。そして全米オープンがこの色を採用したら、わずか2年でアメリカ中のハードコートがこの色になったのだとか。それくらいテレビで観ていて映えますよね。
TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。
あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。9月15日(土)放送のテーマは「月見」。お聴き逃しなく!
<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/garage
