全米初登場首位を記録、映画『クレイジー・リッチ!』主演女優が語る「ハリウッドにおけるアジア系」
ハリウッドにもついにアジア系ヒロインが誕生か? ABCのドラマシリーズ『Fresh Off the Boat』で、泣く子も黙る肝っ玉母さんジェシカ・フアン役を演じ、お茶の間のスターとなったコンスタンス・ウー。最近では、ジョン・M・チュウの小説を映画化した恋愛コメディ『クレイジー・リッチ!』のヒロイン役に抜擢された彼女は、冒頭のような問いかけがようやく収まってきたことを実感している。
この手のシチュエーションには、ウーは慣れっこだ。2015年、ABCが鳴りもの入りで放映スタートしたオール・アジア系の画期的なドラマに出演していたおかげで、彼女はもう何年もハリウッドでのアジア系起用を呼びかけるムーブメントの代名詞だった。一時期は、『LUCY/ルーシー』や『小悪魔はなぜモテる?!』といった映画のポスターに彼女の顔を張り付けた#starringConstanceWuというハッシュタグ付きのアイコラ画像がSNS上に出回り、アジア系俳優の主演作品がほぼ皆無である点が指摘された。このほどローリングストーン誌とのインタビューに応じたウーは、『クレイジー・リッチ!』の野望、そしてエンターテインメント業界における多様性の実現に向けた闘争を語ってくれた。
ー『Fresh Off the Boat』と比べて、『クレイジー・リッチ!』の撮影はいかがでしたか?
全然違ったわ。唯一の共通点と言えば、20年かけて初めて手にしたTVドラマの役がアジア系アメリカ人で、25年経ってやっと手にした主演映画の役もアジア系アメリカ人だった、ってところかしらね。デジャヴみたいな、変な気分よ。でもね、『Fresh Off the Boat』の登場人物はみな子供を持つ親か、子供でしょ。どっちかというと仕事という感じ。毎週末、子供と大暴れする、なんてこと実際にはないもの。でも『クレイジー・リッチ!』はプロジェクトに関わっている感じだった。単なる仕事じゃなく、情熱を注いだプロジェクト。私にとっては、まさに天のお告げを受けたみたいだったわ。
ー撮影中は、カメラが回っていないときはどんな会話をしていたんですか?
家族のことや友達のこと、デートとかファッションとか、そんな話。あとは、どんな仕事に関わっても、結局は自分たちがいわゆる”アジア系の見本”みたいにしか扱われないのよね、なんて話もしていたわ。
ー『Fresh Off the Boat』のジェシカは、『クレイジー・リッチ!』のレイチェルとはずいぶん違いますよね。その違いをどう感じますか?
