コートニー・ラブは、堂々と批判したことも

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映画界の大物プロデューサーとして知られる一方、若い女優達に次々とセクハラ行為を繰り返していたハーヴェイ・ワインスタイン。その蛮行は数十年も続いていたが、ほとんどのセレブ達は「見てみぬふりをしていた」というのが実情のようだ。しかし正義感の強いコートニー・ラブは違ったもよう。彼女は10年以上も前に「ワインスタインのパーティには行っちゃダメ」と話していたのだ。

多くの女優達がハーヴェイ・ワインスタインによるセクハラ行為を告白する中、コートニー・ラブが2005年に以下のように話すビデオを『TMZ』が発掘し、公開した。

「こう言ったら中傷されるだろうけれど…。もしワインスタインにホテルで開くプライベートパーティに誘われても、行っちゃダメよ。」

一方で彼の蛮行を知っていながら「知らぬ存ぜぬ」という態度を貫いたことを「後悔している」と真摯に語ったのは、大物女優のひとりジェーン・フォンダだ。このほど『CNNMoney』に出演したジェーンは、このように今回のスキャンダルについて述べている。

「彼に関することを知ったのは、1年ほど前なの。」
「私は恥ずかしいと感じているわ。だって、その時にこの件を公にはしなかったから。」
「(公にしなかった理由は)自分が被害者ではないから。そしてそういうことを言う立場じゃない。そう感じていたからよ。」

ようやくこのスキャンダルが明るみに出たことで、「知らなかった」「被害者は辛かったでしょう」と多くのセレブ達がこぞって声明を発表している。しかしこの件につき知っていた人は決して少なくはなかったはずで、カーラ・デルヴィーニュ、グウィネス・パルトロウも実際に被害を受けていたのだ。またアンジェリーナ・ジョリーも過去にセクハラまがいの行為を受け、周囲には「気を付けてほしい」と語っていたと告白済み。正義感のあるアンジェリーナとコートニーは確かに偉いが、多くがそれを伏せたのは「ワインスタインにそれだけの権力があったから」だろう。そのコートニーはTwitterを更新し、こうつぶやいている。

「私は彼の被害を受けたわけじゃないけれど、(あのように告白したことで)彼につき話すことをCAA(クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー)から永久に禁じられたの。#ハーヴェイ・ワインスタイン #レイプ」

示談に応じた女優も複数いたというが、もう少し告白が早ければ何十人もの女優達が彼によるハラスメント被害を受けずに済んだ可能性が高い。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)