いつのまにか便利になっていたWindows 10の日本語入力!日付入力にプライベートモードも
パソコンでの日本語入力に欠かせないのが日本語入力システムだ。Windowsユーザーのほとんどは、標準搭載されているMS-IMEを利用しているだろう。
実は、自動的に機能が更新されるWindows 10では、MS-IMEも少しずつ機能が拡張されて便利になっているのだ。
今回は、最新のWindows10で利用できる日付入力とプライベートモードを説明しよう。
●「らいねん」や「きょう」「いま」などで年・日付・時刻の入力が可能
Windows 10ではWindows Updateが自動的に行われる。このため、Windows 10の機能は少しずつ変わっている。
日本語入力システムのMS-IMEも例外ではない。気づかないうちに、少しずつ便利になっているのだ。
特におすすめなのが、日付入力だ。
たとえば、「きょう」と入力すると、予測候補に今日の日付が現れる。
[Tab]キーを押すと予測候補が選択可能になり、何回か[Tab]キーを押して日付を選択し、[Enter]キーで確定するだけだ。操作は次のようになる。
「きょう」と入力すると予測候補のウィンドウが開き、今日の日付も表示される。
[Tab]キーを押すと予測候補が選択できる状態になる。
続けて[Tab]キーを何回か押して日付を選択する。[スペース]キーで下、[↑]キーで上の候補を選ぶことも可能だ。
[Enter]キーを押すと日付が入力される。
予測候補のウィンドウで日付を選択した状態で[Tab]キーを押せば、次のように別の形式の日付を選択することも可能だ。
別の形式の日付も入力できる。
日付に変換できる言葉は「きょう」の他にもある。「あした」「あさって」「きのう」「いま」「あす」「きょねん」「さらいねん」などの言葉も日付や年に変換できる。「にちよう」や「かよう」で、その曜日の次の日付に変換することも可能だ。
なお、MS-IMEの初期設定では予測候補が表示されるのは3文字目を入力したタイミングになっている。したがって、「いま」「あす」のように3文字に満たない場合は、入力後に[Tab]キーを押せば予測候補のウィンドウが開いて、日付や現在時刻に変換できる。
「らいねん」で来年の西暦や和暦も入力できる。
「にちよう」で次の日曜日の日付を入力できる。
「いま」と入力して[Tab]キーを押すと、現在時刻を入力できる。
●個人情報や機密情報を残さない「プライベートモード」
MS-IMEには「プライベートモード」というモードも用意されている。
これは、MS-IMEの入力履歴を削除して、個人情報や機密情報、プライバシー情報を守る機能だ。
MS-IMEの初期設定では、入力した文字が履歴として記録され、予測候補に使われる。たとえば、重要な取引先にメールを書くと、入力した企業名や人物名など、第三者に漏れると困る単語が記録され、予測候補として表示される。
もし、パソコンを悪意のある第三者が操作したら、入力した企業名や人物名が漏れるリスクがあるわけだ。
プライベートモードはこういうときに使う。重要なメールを書く前にプライベートモードをオンにする。オンにしても、入力は通常と変わらない。入力した単語は履歴として記録され、予測候補として表示されるので、効率的に入力可能だ。
そして、メールを書き終わったらプライベートモードをオフにする。
すると、オンのときに入力した履歴はすべて自動的に削除される。したがって、そのあとで第三者がパソコンを使っても、情報が洩れる心配はない。
プライベートモードは、通知領域の入力文字種(通常は[あ]になっている)を右クリックし、[プライベートモード]を選択すればオン/オフを切り替えられる。または、[Ctrl]+[Shift]+[F10]キーでオン/オフを切り替えられる。
なお、プライベートモードがオンときは、入力文字種に鍵のマークが表示される。企業等で個人情報や機密情報を扱うときには、ぜひ活用したい機能だ。
入力文字種を右クリックし、[プライベートモード]を選択してオン/オフを切り替える。または、[Ctrl]+[Shift]+[F10]キーでオン/オフを交互に切り替えられる
プライベートモードがオンのときは、入力文字種に鍵のマークが表示される。
井上健語(フリーランスライター)
実は、自動的に機能が更新されるWindows 10では、MS-IMEも少しずつ機能が拡張されて便利になっているのだ。
今回は、最新のWindows10で利用できる日付入力とプライベートモードを説明しよう。
●「らいねん」や「きょう」「いま」などで年・日付・時刻の入力が可能
Windows 10ではWindows Updateが自動的に行われる。このため、Windows 10の機能は少しずつ変わっている。
日本語入力システムのMS-IMEも例外ではない。気づかないうちに、少しずつ便利になっているのだ。
特におすすめなのが、日付入力だ。
たとえば、「きょう」と入力すると、予測候補に今日の日付が現れる。
[Tab]キーを押すと予測候補が選択可能になり、何回か[Tab]キーを押して日付を選択し、[Enter]キーで確定するだけだ。操作は次のようになる。
「きょう」と入力すると予測候補のウィンドウが開き、今日の日付も表示される。
[Tab]キーを押すと予測候補が選択できる状態になる。
続けて[Tab]キーを何回か押して日付を選択する。[スペース]キーで下、[↑]キーで上の候補を選ぶことも可能だ。
[Enter]キーを押すと日付が入力される。
予測候補のウィンドウで日付を選択した状態で[Tab]キーを押せば、次のように別の形式の日付を選択することも可能だ。
別の形式の日付も入力できる。
日付に変換できる言葉は「きょう」の他にもある。「あした」「あさって」「きのう」「いま」「あす」「きょねん」「さらいねん」などの言葉も日付や年に変換できる。「にちよう」や「かよう」で、その曜日の次の日付に変換することも可能だ。
なお、MS-IMEの初期設定では予測候補が表示されるのは3文字目を入力したタイミングになっている。したがって、「いま」「あす」のように3文字に満たない場合は、入力後に[Tab]キーを押せば予測候補のウィンドウが開いて、日付や現在時刻に変換できる。
「らいねん」で来年の西暦や和暦も入力できる。
「にちよう」で次の日曜日の日付を入力できる。
「いま」と入力して[Tab]キーを押すと、現在時刻を入力できる。
●個人情報や機密情報を残さない「プライベートモード」
MS-IMEには「プライベートモード」というモードも用意されている。
これは、MS-IMEの入力履歴を削除して、個人情報や機密情報、プライバシー情報を守る機能だ。
MS-IMEの初期設定では、入力した文字が履歴として記録され、予測候補に使われる。たとえば、重要な取引先にメールを書くと、入力した企業名や人物名など、第三者に漏れると困る単語が記録され、予測候補として表示される。
もし、パソコンを悪意のある第三者が操作したら、入力した企業名や人物名が漏れるリスクがあるわけだ。
プライベートモードはこういうときに使う。重要なメールを書く前にプライベートモードをオンにする。オンにしても、入力は通常と変わらない。入力した単語は履歴として記録され、予測候補として表示されるので、効率的に入力可能だ。
そして、メールを書き終わったらプライベートモードをオフにする。
すると、オンのときに入力した履歴はすべて自動的に削除される。したがって、そのあとで第三者がパソコンを使っても、情報が洩れる心配はない。
プライベートモードは、通知領域の入力文字種(通常は[あ]になっている)を右クリックし、[プライベートモード]を選択すればオン/オフを切り替えられる。または、[Ctrl]+[Shift]+[F10]キーでオン/オフを切り替えられる。
なお、プライベートモードがオンときは、入力文字種に鍵のマークが表示される。企業等で個人情報や機密情報を扱うときには、ぜひ活用したい機能だ。
入力文字種を右クリックし、[プライベートモード]を選択してオン/オフを切り替える。または、[Ctrl]+[Shift]+[F10]キーでオン/オフを交互に切り替えられる
プライベートモードがオンのときは、入力文字種に鍵のマークが表示される。
井上健語(フリーランスライター)