夢はあきらめずに追い続ければきっと叶う――Dream Amiが贈るとびきりポジティブなメッセージソング
撮影/鈴木愛子 取材・文/新田理恵 制作/iD inc.
理想と現実のギャップに苦しんでいた

――『ズートピア』は、人間社会の縮図を投影したような、大人も楽しめる作品だと思いました。Amiさんはこの映画のどんな部分に共感されましたか?
私自身、小さい頃からずっと歌手になりたいと思っていて、今お仕事をしている世界にあこがれていたのですが、なかなか上手くいかない時期が長く続いていました。デビューするまでもそうですし、デビュー後も思い描いていた状況とは違いました。
――理想と現実の間で悩む主人公ジュディに重なる部分がありますね。
そうですね。警官になってはみたものの、ジュディが思い描いていたような仕事をできないところとか。ジュディが現実の壁にぶつかったりするところは、まるで自分のことのように思えました。だから、「目指していた仕事に就けただけでは終わりじゃない」ということを描いている部分にとても共感できました。

――今回、日本語版主題歌を歌われただけではなく、ポップスターのガゼル役で声優にも挑戦されています。ジュディやズートピアの住民たちを励ますパワーを持った大スターという役どころですよね。
今おっしゃられたように、作品を観て、ガゼルというアーティストがズートピアに与える影響はすごく大きいなと感じていたので、観てくださる方々に、ガゼルが発する言葉のひとつひとつから説得力のようなものを感じてもらえるようにしなきゃと思っていました。“貫禄”みたいなものを声で表現するのはとても難しかったです。
――確かに、普段のAmiさんの声や話し方とも違いますしね…。
私自身、どちらかというと自分の声はちょっと可愛らしいほうだと思うので(笑)。マネはしなくていいけれど、オリジナル版のシャキーラさんがあてられている声とそこまでイメージが変わらないように…というところを意識しながら演じました。

――主題歌を歌われるときも、オリジナル版を若干意識されたのでしょうか?
もちろん意識した部分はあります。ずっとシャキーラさんのオリジナル版を聴いて練習していたので。彼女の歌から伝わるとても力強い部分や、歌詞でも表現されている“誰かの背中を押す”というイメージを自分も感じ取っていたので、私もこんなふうに歌いたいなと思っていました。

――ガゼルは、その発言が社会的にも影響力を持つ、パワーのある大スターです。同じアーティストとして、ガゼルのそんなパワーにあこがれたりしますか?
あこがれはありますね、やっぱり。たくさんの人から自分の発する言葉に注目してもらって、たくさんの人の気持ちを動かすことができるというのは、こういう仕事をしている上で、一番やりがいを感じる部分なのかなと思います。

――ガゼルって、最終的に目指す“スター像”でもあるのですね。
そう思います。
――ちなみに、Amiさんにとってなりたい“女性像”とは?
あまり「誰々みたいに」という気持ちはないのですが、年齢にとらわれたりしないで、「いつまでも自分らしくいたい」とは常に思っています。
