日本精工、アイドリングストップ対応で世界最軽量の「電動パワーステアリング」を開発
日本精工 (以下NSK) は、最近の乗用車にかかせない電動パワーステアリング(以下EPS)において、アイドリングストップ対応で世界最軽量(同社調べ)のチルト付きコラムタイプEPSを開発した、と発表しました。
NSKは、この新型ESPを特に高い燃費効率が求められる中小型車向けにグローバルに拡販を目指す模様です。
この新型ESPが小型車・中型車のニューモデルに採用されると、快適性・安全性・省燃費の向上が期待できるので、われわれ一般ユーザーにも見逃せないニュースです。
欧州のEuro6など排ガス規制強化が始まる中、自動車用EPSには、安全性の確保は勿論、軽量・コンパクトで省燃費に貢献できる高環境性能化が求められています。
今回NSKが発表した新型ESPは、ハンドルの上下角度を調整可能なチルト機構付きコラムタイプとしては世界最軽量であり、且つ安全性やアイドリングストップ時の作動持続性を向上させた製品になっています。
新型ESPの特長は、ギヤボックスの内部機構を小型化することで、従来比約13%減の軽量化に成功。
また、トルクセンサ自らの機能監視を始動時に自動点検することにより安全性を高め、更にアイドリングストップ時にバッテリー給電性能が低下する場合でもEPS作動を持続できるようにした点です。
1. 軽量化
トルクセンサ:センサ機構の構造を最適設計することにより小型化
減速ギヤ:ギヤ噛合いの解析から歯面形状を最適設計することにより小型化
ギヤボックス:ダイカストの鋳巣制御で強度・伸びを向上させ、剛性を維持しながら薄肉化
2. アイドリングストップ時の作動維持性向上
アイドリングストップ時はバッテリー給電性能が低下するので、トルクセンサの駆動電源を低電圧化し、バッテリー電圧が低下してもEPSが作動できるようにしました。
3. 安全性の向上
従来、EPSはトルクセンサを自ら機能監視させながら作動しています。今回トルクセンサの監視機能に始動時点検を加えました。これによりEPSの安全性をより向上させています。
(山内 博・画像出展:日本精工)
日本精工、アイドリングストップ対応で世界最軽量の「電動パワーステアリング」を開発(http://clicccar.com/2016/02/04/351369/)



